『そっか…そうだったんだ。タケルくん、好きってコト、教えてくれてありがとね』
今週は歩とうるしの連休最終日グループデート回でしたが、そっちの話は割愛。
主役は角竜タケルと御影桜子。小さな恋のメロディです。
「それでも歩は寄せてくる/第9話・思い出を作りたいので」(2022年9月1日深夜TBS放送/細田雅弘演出)
ゴールデンウィーク最終日に部員全員で遊びに行くことになった将棋部。
歩とのデートと早とちりしたうるしはちょっと肩透かし。
勿論お誘いは半幽霊部員のタケルにも。
『桜子も行くか?』
『ううん。他の日…ゴールデンウィーク中の他の日、一緒にいて欲しい』
『え!?』
こんな事言われて断れる奴はこの宇宙には存在しません。
2人が行った先は川辺。そこで二人は(桜子のオーダーで)「四つ葉のクローバー」を探す事に。
『ありがとね』
『いいさ別に。これくらい』
『それだけじゃなくって、いつも一緒にいてくれてさ。私、引っ込み思案だし、友達も少ないし。タケルくんがいてくれるの嬉しいんだ。だから、タケルくん…よかったらずっと友達でいてね』
それは心地良いぬるま湯のような現状の続き。決して次の一歩を踏み出すことのない背中合わせの睦言。
『…ああ、お前が嫌だって言うまで友達でいてやるよ』
落胆を 背中で隠して 虚勢張る。
直後見つけた四つ葉のクローバー。喜び勇んで振り向いた足は石に躓き覆いかぶさるように桜子の上へ(ラブコメ四十八手のひとつ「ラッキースケベ」)。
恐るべし、幸運を呼ぶ四つ葉のクローバー。
帰り道、桜子の頬が赤いのは、夕陽のせいだけじゃない。
Cパートでは何と桜子に告る男子生徒が。屈託なくその事をタケルに告げる桜子ですが、
『よく分からないんだ。好きっていうものが』
今期は多いですねえ、好きという感情をとらえきれない若人が。
『好きってどんな感じなの?』
『…多分、一緒にいると楽しかったり、相手の為に何かしてやりたくなったり、喜ぶ顔が見たかったり、気づいたら相手の事ばかり考えていたり、それと…そう、だな…そいつに対してドキドキするかどうかじゃねえのかな』
それは、つまり…
『そっか…そうだったんだ』
今、感情に名前がつきました。
『あのね…返事…断ることにするよ」
『…そうか』
『わかったから』
『何が?』
『タケルくん、好きってコト、教えてくれてありがとね』
良かったな、タケル。
★ご参考~「好き」を知らない少女と言えば…
主役が全く出て来ないというのもアレなので、タイトル案ボツ画像を。
★本日9月3日は「クナクサの戦い」の日。
紀元前401年の今日、バビロン郊外のクナクサで、アルタクセルク2世が王位を奪おうとした弟と戦い、これを破ったんだそうです。
この「クナクサの戦い」を豪儀にも物語の枕に持ってきたのが、
★ついでに本日はチャーリー・シーン(1965~)の誕生日(おめでとうございます!)
昨年は問答無用の代表作「ホット・ショット」をご紹介しましたが、今年は出演に諸般の事情がありそうなこの2本を。
★本日のTV放送【19:00~BS日テレ】