【強い意志と行動力があれば】チェンソーマン ♯2【揉めるんじゃ…】 - デストピア経典～曼荼羅畑でつかまえて（三代目）

『いきなり女抱くのは俺には難しい。でも、胸なら…胸なら強い意志と行動力があれば揉めるんじゃ…』

死の淵から蘇り、悪魔の力を手に入れ、デビルハンターという仕事と当面の家（風呂付！）と夢に見ることすらできなかった「ジャム、バター、ハチミツ、シナモン全部乗せトースト」を口にした男が最後に目指すモノ。

『見つけたぜ、俺の本気、俺のゴール、それは…胸だ！』

思春期男子の妄執はあらゆる現実を薙ぎ倒す。

「チェンソーマン／第２話・東京到着」（2022年10月18日深夜テレビ東京放送／谷田部透湖、中園真登演出）

ゾンビの悪魔を切り刻み、ヤクザ皆殺しにして借金チャラにしたデンジを拾ったのは内閣官房長官直属のデビルハンター、マキマ。

『デンジくんはこれから私に飼われる事になります。返事は「はい」か「ワン」だけ。「いいえ」なんて言う犬はいらない』

「社畜の返事はYES orはい」（@アフリカのサラリーマン）ですね、分かります。

美人で優しい…と思ったらいきなり犬扱いかよ、と拗ねる間もなくごはん食べさせてくれて上着貸してくれて、好みのタイプは自分みたいな人と言う…女性免疫の無い男子を落とすのは赤子の手をひねるより簡単です（しかしスゲー例えだよなあ、赤子の手をひねる）。

全身チェンソーになった時に自分の血も大量に流して貧血症状のデンジ。

『大丈夫？ひとりで食べれる？』

『食べる…食べれません』

『はい、あ～ん』

人生初うどんが美女の「あ～ん」とは、勝ち組だなデンジ。

職場について紹介されたのは先輩男子・早川アキ。ええ～仕事はマキマさんとじゃないの～とゴネるデンジに

『君の働きぶりが良ければ、一緒に仕事出来るよ。だから…頑張ってね』

思春期男子を転がすのは赤子の以下略。

マキマ目当てというチャラい理由でデビルハンターになったデンジをボコるアキですが、デンジに股間乱れ蹴り（攻撃の全てがキンタマ蹴り）されて轟沈。

『先輩がキンタマの悪魔にタマを襲われました』

仲良くやれそうねという判断でデンジはチーム早川へ。

初仕事はハサミの悪魔退治。楽に死なせてやりたいと言う理由であっさり殺したデンジに詰め寄るアキ（←家族全員目の前で悪魔に殺されているので、可能な限り苦しめて殺したい）。

『お前は、悪魔と仲良しにでもなりたいのか？』

『友達になれる悪魔がいたらなりてぇよ。俺、友達いねぇもん』

本当はチェンソーになって相手を切り刻んでしまうと血で足元に散乱しているエロ本が汚れてしまうから、なのでしたが…。

『楽に殺してやったんだ。これは貰っていくぜ』

エロいページを確認して、ふとポチタとの約束を想う。夢の実現？したよな？風呂に飯にいい女。全て満たしたようで何かが足りないような。それは何だ？

『胸、揉んでみてぇ…』

本人なりにハードルを下げた実現可能と思える人生のゴール。そう、人には目標が必要です。

とは言え、それがどれほど高い目標なのか。ちょっと先輩に伺ってみましょう。

「げんしけん」斑目先輩の経験談より。

仕事に戻って警備任務はペアが原則。これは特科車輛二課も公安対魔特異四課も同じこと。

デンジのバディとして指名されたのは…

『おうおう、ひれ伏せ人間！ワシの名はパワー！バディとやらはうぬか!?』

歌舞伎的大見得で現れたパワーは魔人（人間の死体を乗っ取った悪魔）。

『魔人がデビルハンターなんてやっていいのか!?』

しかし、パワーは女で胸もそれなり。

『まぁいいか。よろしくな！』

いいのか!？

早速パトロールに出ましたが、ターゲットは見つからず。

『人間、早く何か殺させろ！ワシは血に飢えてるぞ』

（ある程度の理不尽ならツラ良けりゃ許せる。問題はどうやって胸を揉むかだ）

他に考える事ないのかデンジ!?

その時、パワーの嗅覚に反応。見つけた。ナマコの悪魔。

ビルからジャンプすると自らの血を武器（巨大な木槌ならぬ血槌）に変え、加速一撃木っ端微塵。

『どうじゃぁ！ワシの手柄じゃあ！やはははははは！』

響き渡る歓喜の叫び。

これはナイスなキャラです。早くデンジとのコンビネーションが見たい。

この作品って放送前は「大作感」「カルト感」みたいな煽りで喧伝されていたように記憶しておりますが、第２話を観た限り「キンタマ乱れ蹴り」「仕事よりエロ本」「ついに見つけた人生のゴールが乳揉み」…実はただの馬鹿野郎アニメなんじゃないかという気がしてまいりました。いや、その志の低さが逆に好感度爆アゲでもあるのですが…。

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