『私こと諸星あたるは、本日をもって、引退させてもらう！』
おっとこれは正調「さよならの季節」！？
「うる星やつら／第6話」（2022年11月17日深夜フジテレビ放送／千明孝一演出）
千明さんって「フルメタル・パニック」の1期を監督した方ですね（因みに千明は「ちあき」ではなく「ちぎら」と読みます。ちょっと怪獣っぽい）。
Aパートはラムの幼馴染「弁天」登場編。
鬼族対福の神軍団の節分対決に巻き込まれたあたる。
年に一度の軍団抗争。勝負の方法は「紅白玉入れ」（運動会かよ！）。
双方の籠を守る女神的ポジションにいるのがラムと弁天。
旧作の弁天はまだ幼さを残す少女でしたが、新作では気持ち妖艶。
Bパートは同じくラムの幼馴染「お雪さん」登場回。
あたるの自宅押し入れが何故か海王星直結の異次元トンネルに（海王星の雪の処分用トンネルとしてコンピュータがランダムに開通させた）。
風邪っぴきあたるの見舞いに来ていた連中が揃って海王星に「お呼ばれ」。
旧作では「愛人」呼ばわりされていたしのぶが新作では「二号さん」に（これは昇格なのか降格なのか）。
室内に入って防寒コートを脱いだお雪さんは無駄にセクシー。
旧作では「誘い受け」でしたが、新作は「襲い受け」。
積極的です、お雪さん（目的は雪かき要員の確保ですが…）。
あとはラン（とレイ）が登場すれば「幼馴染コンプリート」ですね。
そしてCパート「あたるの引退」
突如、教室で「引退」を宣言したあたる。周囲はあたるが「うる星やつら」の主人公を引退するものと早合点して「我こそは次期主役」と名乗りを上げますが、実態は「学級委員長を引退する」という♪チャンチャンな噺でした。
たったそれだけの5分に満たないCパート用おまけエピ。それを旧作はあそこまで風呂敷広げた一大スペクタクルに換骨奪胎させたのか。
今更ながら押井・千葉のノリの良さに感服いたしました。
★広げに広げた風呂敷を綺麗に畳んだ旧作はこちら。
★千明監督の出世作はこちら。
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★本日11月20日は小池栄子（1980～）の誕生日（おめでとうございます！）
この人には主役を喰う存在感があると思います。
本日はこの2本立てで。
