デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【ガラダマじゃん】ジュラシック・リボーン【怪獣はアングル!】

地球に降り注ぐ隕石群。

大気圏でも燃え尽きず、火の玉となって地表へ。

中からは翼竜さんがこんにちは。

これってガラダマじゃん。



「ジュラシック・リボーン」(2016年/ドン・ビターズ&ジェフ・ライスナー監督)

酷い邦題をつけられたものですが、原題「TERRORDACTYL(テロダクティル:翼竜)」で日本人には馴染みがない単語なので、どっちもどっち。

ただ、キャッチコピーの「人類vs恐竜」は誇大広告。

所謂「恐竜」(二足歩行する骨格を持った爬虫類)は出てきません(ラストカットで影だけ映りますが…)。

ロス近郊に多数の隕石が飛来。人生負け組のジョナスは、バーのウェイトレス、キャンディスから「隕石拾って大金持ちになった友達がいる」と聞いて、嫌がる友人・ラースを連れて夜の砂漠で隕石探し。

見事、ゲットに成功しますが、何故か車の後方から巨大なトリが「待てやコラ!」

その数は瞬く間に増えて、街は翼竜が群舞する賑やかシティに。

ここにキャンディス(いい感じの美人。何故か銃器の扱いに長けている)とバーの常連サンプソン(ただクダ巻いているだけの酔っぱらいだと思ったら武器マニアのあぶない親父だった)が加わって、トリ狩り開始。


軍隊出す予算はないので、近所の軍施設はトリに襲われて速攻壊滅(した事がサンプソンの無線傍受で分かる)。

という「モブを集める余裕もない」B級映画ですが、キャラ立ちとCGの出来が良いので、なかなかに楽しめる出来になっておりました。

「空の大怪獣Q」の時にも触れましたが、怪獣映画はアングルが命。煽って見上げて巨大感演出。


これで鳥瞰視点の空撮が織り込まれれば言う事なしでしたが、予算なかったのかなー(ドローンくらい買えよ)。

何気に挟まれるこういう👇カットは結構好み(右は黒沢清監督の「回路」)。


アンブレラの正しい使い方👇(右は「悪魔のサンタクロース2鮮血のメリークリスマス」)。


★怪獣アングル見本市

★ご参考❶

★ご参考❷

 

今回タイトル画像ボツ案



 

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★本日のTV放送【20:00~BS松竹東急/よる8銀座シネマ】