『ねぇお嬢ちゃん、何か願い事はあるかしら? こう見えてお姉さんは凄い力を持った謎の大魔法使いなの』
『世界征服!!』
『ごめんね、それは無理だわ。ほかには何かなぁい?』
『それじゃ、私を巨乳にしてください』
幼い日、その目に焼き付いた爆裂魔法。
放ったのは自称「謎の大魔法使い」。実は封印されていた邪神。解き放ったのは…
「この素晴らしい世界に爆焔を!/第1話・紅い瞳の魔法使い(ウィザーズ)達」(2023年4月5日深夜TOKYO MX放送/安川央里演出)
経験値の全てを爆裂魔法の修得と向上に費やした(そして費やし続けている)頭のおかしい紅魔族のネタ魔法使い・めぐみんを主役にした「この素晴らしい世界に祝福を!」のスピンオフにしてプリクエル。
本編の前日譚なので、カズマやアクアと出会う前。舞台は勿論、紅魔の里。
めぐみんに限らず、このすばのキャラは全員、カズマのツッコミがあって(カズマに観測されて)初めて存在が浮き彫りになるやり逃げタイプ。
カズマ無しだと全員ひたすらボケ倒しているだけ。加えてアクア、ダクネスも不在とあっては「掛け合い」の妙が味わえません。
まあ、その分、本編では準レギュラーだったゆんゆん、回想のみで登場のこめっこ(めぐみん妹)が見られるのは嬉しい限り。
名前だけで実はゆんゆんのエア友達なのでは?とすら思われていたふにふらとどどんこ、ねりまきやあるえなども見られるのですが…。
正直、ここいら辺はまとまってもやっぱりモブなのよねえ。
お話は、12歳になった紅魔族が魔法習得のために入る学び舎「レッドプリズン」でのわくわく修行生活。
『我々紅魔族において、戦闘の上で最も大切なものは何か!?』
それは冷静さでも破壊力でもなく
『カッコ良さです』byあるえ
『百点だ!』
紅魔族の戦闘に必要なのは華。
そのために最初に身につけなければならないスキル、それはかっこいい名乗りとポーズ(名乗りを制する者が紅魔の戦闘を制する)。
『我が名はぷっちん。アークウィザードにして上級魔法を操る者。紅魔族随一の担任教師にして、やがて校長の椅子に座る者!』
『我が名はふにふら。この間入学して魔法の勉強を…そ、そのぉ!』
『我が名はどどんこ…えっと、ええと…何だっけ?』
『我が名はねりまき。商売繁盛酒屋の娘、いつもニコニコ現金払い!』
『我が名はあるえ。上級魔法を習得し、やがて作家を目指す者。新入生随一の発育せし者!』
発育は大事ですね。
まあ、紅魔の里の様子は劇場版このすば「紅伝説」でたっぷり観ているので、新鮮さはいまひとつ。
正直、こっちのスピンオフよりも「このすば」本編の3期をやって欲しかったのですが、そっちの方はどんな塩梅なんでしょ?
オープニングナレーション担当はカズマ。この声聞いたら無性に全員集合の3期が観たくなっちゃいました。
★オールスター紅魔の里を知りたい方はこちら。
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★本日4月8日は「マケドニア国連加盟の日」
1993年の今日、マケドニア共和国が国連に加盟しました。
マケドニアで思い出す作品と言えば…。
★本日のTV放送❶【21:00~BS松竹東急/土曜ゴールデンシアター】
★本日のTV放送❷【22:00~BS-TBS】
★本日のTV放送❸【26:45~テレビ東京/サタ☆シネ】
★本日のTV放送❹【16:35~NHK総合】