デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【その味玉はおまじない】事情を知らない転校生がグイグイくる。#7【願って叶って嬉し泣き】

『どうしていつもお弁当に味玉入れてるの? それも沢山』

『んーまあ…ちょっとした“おまじない”かな』


今日は遠足。送り出したお父さんの元に送られてきた1枚の写真。

それを見たお父さんは仕事中に滂沱落涙。

やっとおまじないが効いた…。

 

「事情を知らない転校生がグイグイくる。/第7話・遠足と味玉の魔法」(2023年5月21日TOKYO MX放送/川西泰二演出)

 

5年生になって初めての遠足を前に今日も自爆続きの(高田くんと西村さんの仲を裂こうとするも、結局、二人の絆を深めさせるキューピットになってしまう)笠原さん。

日野くんの『お前はいつも何がしたいんだ?』がぐっさりざっくり。


今度こそ!の決意も固く、遠足のバスの座席を「普段あまりお話しない人を隣に」提案。

高田くんと西村さん引き離しに成功した笠原さんはフリーになった高田くんをインターセプト(西村さんは安達さんがキャッチ)。

ついでに『西村さんは気分悪くなった人に付き添ってあげて。私は点呼とるから』と面倒事も押し付けて準備万端。しかし…

遠足当日、高田くんが景気よくバス酔い(映しませんでしたが、ゲロインになってますね、高田くん)。


目的地に着いても歩行不能。クラス委員をひとり付き添わせて暫く休ませることに。

笠原さんが付き添おうとしますが、それは自分が西村さんに振った仕事。北川君のオウンゴールなアシストもあって笠原さんの野望は潰えました。

いやあ、笠原さん見ていると「人を呪わば穴ふたつ」(もしくは因果応報)という言葉が身に沁みます。


いざという時のために西村さんに若干のお金を渡して先生らは一足先に移動開始。

ベンチで朦朧としていた高田くんですが、西村さんにもたれた事で死神パワーを充電して復活。

バスの中は離れ離れでしたが、気が付けば二人きり。嫌味を言う邪魔者も無し。

『ちょっとだけ、寄り道していく?』

何と西村さんが悪い子勧誘。今日だけは西村さんもグイグイくる?

『わくわくするね、西村さん。何か悪い事しているみたい』


商店街を抜けて皆に追いついた時、先生から預かったお金は全額お菓子に化けておりました(ナイス使い込み。「皆には黙ってろよ」とだけ言って諫めない担任グッジョブ)。

着いた先には惑星探査衛星(はやぶさですね)とプラネタリウムが。

場所を特定できるかしらとも思いましたが、はやぶさの実物大模型とプラネタリウムが同時に存在する施設って結構あるんですよね。

建物に入る時にかろうじて「博物館」のひとつ前に「宙」の字が見えたので「なんとか宇宙博物館」なのかもしれません(もしくは複数の施設を合体させているのかも)。


おみやげコーナーも大盛況。はやぶさでおみやげと言えば「恋する小惑星/第4話・わくわく夏合宿」(この時はJAXA見学でした)。


お弁当タイムでは西村さんの味玉が注目&大人気。皆とおかずの交換(味玉トレード)を。

西村さんも初めて気づきます。どうしてお父さんがいつも味玉をたくさん入れてくれるのか。


報告しないと。皆で写真を撮ってお父さんに。


きっと、この日、お父さんは家で泣きながらお母さんの遺影に手を合わせていたんじゃないかと思います。

 

 

 

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★本日5月24日は鈴木清順監督(1923~2017)の誕生日。

問答無用の代表作2本をどうぞ。

 

★もうひとつ。本日は「ミレニアム懸賞問題」発表の日。

2000年の今日、クレイ数学研究所が、古典的ではあるものの長い間証明されていない重要な数学の問題「ミレニアム懸賞問題」を発表しました。

この懸賞問題を解いた、そしてその論文をPCに収め、開示される事無く亡くなった、と言うサスペンス映画のような設定を盛り込んだラブコメが、