『やだ…さびしい。お願い高田くん、一緒にいて』
なんでしょう、この破壊力。
普段あれこれ我慢している子が、何をするにも受け身な子が、弱さを晒して泣いて甘えて。
これで落ちない奴は男ではありません。ただの人でなしです。
「事情を知らない転校生がグイグイくる。/第10話・初めてのおもてなし」(2023年6月11日TOKYO MX放送/ハラダツルギ演出)
クロ(公園で拾った猫)を見たいという安達さんに高田くん、日野くんが相乗りして、西村家に遊びに行くことに。
初めてお友達が家に来る。念入りに掃除して、服を選んで、ケーキを買って。
頑張り過ぎた西村さんは体調不良(多分知恵熱)でダウン。
『今日は素敵な日になるはずだったのに…。うちに初めてお友達が来てくれる日だったのにな…。どうしようね、クロ。張り切ってケーキ4人分も買っちゃった。食べきるのも大変だね』
『だったら手伝うよ。ケーキ食べるの。西村さんひとりだと太っちゃうからね』
見上げれば高田くん。その後ろには日野くん、安達さん。
これは…夢?
王子様かよ!(笑)
『私、友達がお見舞いに来てくれるのも初めてだから…凄く嬉しいよ。ありがとう』
なんて優しい夢。
『西村、これ。うちのラーメン屋の炒飯無料券。元気になったら食べに来いよな』
ここで日野くん家がラーメン屋であることが判明しましたが、熱がある時に聞くと現実感に乏しく…。
やっぱりこれ、夢なんだ。もっと、ずっと見てたいな。
『じゃあね西村さん。僕ら帰るよ』
その裾をつまんで握って。
『やだ…さびしい。お願い高田くん、一緒にいて』
赤面する高田くんからクロのフェイドアウトで場面転換となりましたが、高田くん、この後どうしたんでしょう(あとその場に雪子さんがいたらどんなリアクションになったのかも知りたいところです)。
翌朝、熱も下がった西村さん。何か凄く恥ずかしい夢を見たような…。
その手に触れる「ラーメン日野の炒飯無料券」。
え? 夢じゃ…なかった?
悶絶、そして絶叫。
登校時、高田くんを見つけた西村さんがお礼方々
『あの時わたし、高田くんに変な事、言わなかった?』
『ええっと…うん、その…』
高田くん、まだ誤魔化す技量は持ち合わせていないようです。
その様子を後ろから見ていた安達さん、
『高田くん、意外とグイグイ来られるのに弱かったんだ』
やはりお見舞いはラブコメの鉄板イベントですね。という訳で、緊急企画「お見舞い/看病選手権」。
特に今回のような「帰らないでアクション」が入ると高ポイント。
先週は「山田くんとLv999の恋をする」でも高熱出してぶっ倒れた茜(お前も茜か!?)が看病してくれた山田の鞄を両手で掴む、なんてことをしておりました。
「先輩がうざい後輩の話」では双葉がお見舞いに来た武田先輩の裾を掴んで「ごはん作って」アピをかましておりました。
女子大生もOLもこうなんですから、小学生が甘えるのは当然です。
では、比較的近年のお見舞い/看病回を並べてみましょう(主体は男女問わず)。
まあ中には「いやそんな事したら治るものも…」な介抱もありますが、まあいいじゃないですか。
優勝は…三奈美お姉さんで(結局性欲かよ!?)。
おまけ❶
さて、お話戻って今回のもうひとつの見どころは笠原さん。
運動会で西村さんに触れて何かが変わった模様。
相変わらず西村さんをかっこ悪いと貶して笑う友人に同調を求められ…
『かっこわる』
『ねー、そうだよねー』
『(小声で)あんたらだっつーの』
そんな笠原さんを西村さんは「かっこいい」と言う。
(私はあの時、あんたの服装をバカにしちゃったのに…)
私が一番かっこわるいじゃん…。
覚醒した笠原さんが今後どう絡んでくるのか楽しみです。
おまけ❷
もうひとつのおまけは日野くんの夢。
夢の中に西村さんと高田くんが現れた、というのでどんな内容かと思えば、
『ふたりともタンクトップ似合ってるぞー』
どこまでマイペースを貫けば気が済むんだ日野くん!?
★本日6月13日は山田邦子(1960~)の誕生日(おめでとうございます!)
昨年はM-1審査員として久々メディア的脚光を浴びましたが、プロレス者にとって山田邦子は忘れ得ぬ存在。
プレイバック1987。
ついでに山田邦子がゲスト出演(信じるなよ)していたカルトなホラーを。
おっと今日は三沢光晴の命日でもありました。