デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【右手は折っても】僕の心のヤバイやつ ♯11【心は折られない】

≪くぅ…今日はできないんだぞ!≫

(Gah, and I can’t even sneak one in, today!)

利き腕を 折って深夜に恋人の 部屋着姿にしばし悶えん。

男にとって右手は伴侶。大事にしないといけません。

「僕の心のヤバイやつ/第11話・僕らは少し似ている」(2023年6月10日深夜テレビ朝日放送/深瀬重演出)

市川家の年末は「秋田帰郷」。毎年恒例の家族行事。唯一の問題は姉と同衾あいや同室なこと。

着いた早々、姉ノリノリで布団敷き。


『ちょっと敷くの早すぎる?』

微笑ましい。そして捗る。

両親共に関東人な山田に約束した「雪景色の写真」…を撮るために散歩中、足を滑らせて崖から景気よくヒップスライディングかまして右腕骨折(お前もかい!?)した市川。


ウケるかしらと思ってキプス姿自撮りして山田に送ったら慌てた山田から就寝後ビデオ通話。

レアなメガネ姿、しかも部屋着。胸元無防備フォースゲートオープン。

横に姉 右手動かず 自由無し。

気づいて覗き込んできた姉と山田がアイコンタクト。挨拶は市川が慌てて通話終了にしたため果たせず(試着室ニアミスに続く「今じゃない」)。


廊下に避難して改めて音声電話。遠隔で恋愛漫画の1シーンをなぞる二人。漫画の中の台詞は「月、見えないね」のようですが、市川の目の前には月灯りに照らされた雪景色が。

写真撮って送信。約束は果たされました。

月が綺麗ですね。


とんぼ返り東京。お土産は秋田犬のキーホルダー。

山田に借りた漫画を返して、お土産渡して、初詣の約束をした年末のとある夜。

飲み物買いにコンビニ寄ったら、事もあろうに山田狙いの南条先輩(ナンパイ)と接近遭遇。彼女連れなのはいつもの事として何故か山田グループの関根萌子も同伴。

確か、関根を除くいつものメンバーは今、吉田芹那(にゃあ)の家で女子会やってる最中のはず。何故、こんな所に? しかもナンパイと…。

と思う間もなく拉致られてファミレス。ナンパイの目的は勿論山田のアドレスを聞き出す事(関根は既に拒否っているらしい)。

いやあ、ナンパイ、憎まれ役総受けですね。

彼女さんにコーヒー取りに行かせ(関根は何を思ったか自主的に席を外し)て二人きり。

『市原(←咄嗟に偽名使った)くんから聞いた事は言わないし、そこの二人にも君から聞けなったと言う。迷惑はかけないつもりだよ。それでも駄目?』

『嫌…です』

『何故?理由は?』

『理由は…ありません。俺が嫌だからです!』


よく言った市川! 頃合いとみた関根が助け舟。

『萌、帰んなきゃ。送っていってよ、市原君。夜道怖いしー』

『あーじゃ俺行こうか?』(←すげー嫌そうなナンパイ)

『いえ、大丈夫っす。うちら、友達なんで』


さっきは同じクラスというのも否定していたのに。市川の偽名にもちゃんと乗ってやる親切設計。こいつ、滅茶苦茶いい奴じゃん。

(いかん…好きになってしまう…)

中学時代の比企谷八幡だったら500%恋に落ちていますね。

関根の前で「山田が好き」と初めて言葉にする市川。

『知ってるー!知ってるー!知ってるー!


セルフエコー付きで応える関根。

想定外の援軍がひとり追加されました。

おまけ


山田の愛犬ワンタローに市川が命令(ラウンド、伏せ、お手)したら何故か山田がくるくる、しゅた、ぴと。


何この可愛い生き物。

 

 

 

ランキング投票です。山田にお手されたい人はワンポチを。

 

 

 

★本日のTV放送【20:00~BS松竹東急/よる8銀座シネマ】