PASTEというサイトが「The 100 Best Movie Robots of All Time」というランキングを発表しています(2021年7月の記事なので最新という訳ではありません)。
映画のロボット(ロボット映画ではない)のBEST版ですね。
似たような企画を発表しているサイトは他にもありますが、とりわけここが気に入ったのは、
選出に際してのルールを定めている事。
対象はアンドロイド、サイボーグ、インテリジェント・オートマトン全般。サイボーグに関しては、"ほとんどロボット "と言える場合のみ容認(ロボコップはセーフだが、ダースベイダーはアウト)。HALやMOTHERのような実体のない純粋なAIも選外。ロボットの体型は原則人型、などなど。
ついでに言えば、他サイトでは軒並み1位に輝いているC-3POが14位に甘んじている事と最初に目に入る100位が「ロボット・モンスター」だった事も好印象でした。
TOP5は
- ロイ・バティ@ブレードランナー
- アイアン・ジャイアント
- ゴート@地球の静止する日
- R2-D2@スター・ウォーズ
- ロビー@禁断の惑星
100本も選べば思いついたキャラクターは大抵入っています。曼荼羅畑的推奨作品を拾っていくと、
27位「クロノス」
39位「サイレント・ランニング」のヒューイ、デューイ、ルーイ
49位「ロボット大襲来」の金星ロボット
58位「スペースサタン」のヘクター
78位「キルボット」の警備ロボ
95位「ニューヨークの怪人」のコロッサス
日本映画からは
がランクインしておりました。
ちょっと珍しい所では、「ルパン三世/さらば愛しきルパンよ」のラムダの元ネタと言われている「The Mechanical Monsters」が50位に。
★100本全部知りたい方はこちら。
いかにも入っていそうな「チャッピー」がなかったのはちょっと意外(←推しているわけではない)でした。
ロボットの魅力は何と言ってもデザイン。なので、ロボットという属性を割り振られた役者さんが演じているアンドロイド(「エイリアン」シリーズのアッシュやビショップ、「ブレードランナー」のレプリカントたち等)は、ちょっと違うかなぁ、と。
あとやっぱり「巨大」という要素も捨てられません(大事なのはシルエット)。
必ずしも作品的に成功しているとは言えない(むしろ大失敗も多い)玉石混交ジャンルですが、BEST100選外から気になったものをひとつふたつみっつ。
★巨大ロボットバトルの古典
★機動戦士のオリジナル
★突っ込みだけで2000文字
最後に日本代表を。ネタ的に埋もれさせるには惜しいこの1本。
☜ランキング投票です。巨大ロボは中二の美学と信じる方はワンポチを。
★本日7月25日は「人類最強の男」平田昭彦博士((1927~1984)の命日(黙祷!)。
何と言ってもゴジラとゼットンを単独で屠った男です。人類最強と呼ばずして何としましょう。
芹沢博士・岩本博士を始め、何故か役柄は学者か博士ばかり(ラドンで古生物学者、地球防衛軍で天文物理学者、バランで火薬学者、キングコング対ゴジラで生物博士、ゴジラ対メカゴジラで宇宙工学博士、ノストラダムスの大予言で植物学者、メカゴジラの逆襲で海洋生物学博士)。
特撮インテリゲンチャな訳ですが、印象一番はやはり「レインボーマン」のミスターKでしょう。
ミスターKが仕掛けた最大の陰謀「宗教による経済破綻」大作戦をどうぞ。