デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

集計結果よりも“誰が”“何を”だ。 SF映画ベスト100

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情報誌Time Outロンドン版が、SF映画のベスト100100 Best sci-fi movies)」を発表しました。
 
選者は、SFに関わったことがある映画監督と作家、科学者、評論家ら約150人。
 
トップ10は上から「2001年宇宙の旅」「ブレードランナー」「エイリアン」「未知との遭遇」「エイリアン2」「スターウォーズ」「未来世紀ブラジル」「メトロポリス」「ターミネーター」「スターウォーズ 帝国の逆襲」
 
ううむ…。
 
作品に文句をつける気はありませんが、“関係者”が選んだにしてはメジャー過ぎないか?
 
察するに各人が選出の際に「あんまりマイナーなものばかりじゃオタクっぽいし、少しは有名どころも混ぜておくか」と組み込んだ作品が“共通項”として累積し、集計したら上位にまとまっちゃった、ってな所なのではないでしょうか。
 
やはり、こういうものは集計結果よりも“誰が”“何を”選んだか、でしょう。
 
代表として御大ジョン・カーペンター先生のベスト10を見てみましょう。


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   画像が読みにくい方のために上から「メトロポリス」「フランケンシュタイン
   「禁断の惑星」「遊星よりの物体X」「スターウォーズ」「宇宙戦争1953)」
   「宇宙からの侵略生物」「原子人間」「2001年宇宙の旅」「エイリアン」
 
5位の「スターウォーズ」がちょっと意外な気もいたしますが、その他は“いかにも”なラインナップです。
 
因みに御大版「物体X」12位に、「ダークスター」「ゼイリブが各々39位、41位にランクインしていました。
 
邦画は「AKIRA」「攻殻機動隊くらい(ゴジラ」がないとは!)。
 
 
敢えてベスト100圏外から私的フェイヴァリットなSFを10本挙げておくと…、
 
「世界が燃えつきる日」「ファイナル・カウントダウン」「戦国自衛隊」「スペース・バンパイア」「燃える昆虫軍団」「ニューヨーク1997」「妖星ゴラス」「リベリオン」「マニトウ」「ゾンビ」


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うむ。なかなかに偏差値貧乏な(しかし心の奥底の中二魂に火が灯る)10本である(満足)。

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