デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

「バイクの日」記念。 バイクムービー選手権。

本日8月19日は「バイクの日」

総務庁交通対策本部が1989年(平成元年)に制定。バイクの安全を考え、バイクによる交通事故の増加を防止するための日…なんだそうです。

勿論、現実社会では安全第一。しかし、映画の中では?

4輪に比べ2輪は「生身」「無茶」の表現に適しています。

「バイク」「爆発」「バスト」「馬鹿」は映画の四大元素(最後の「馬鹿」は「頭が悪い」に加えて「損得勘定では測れない」な意味合いも)。

この4つを同時に満たしている作品がチャーリーズ・エンジェル フルスロットルしか無いという現実はちょっと置いておいて、バイクは映画の花形小道具。

トム・クルーズ縛り」「ピーター・フォンダ縛り」でも5本10本すぐ埋まってしまうと思いますが、それでは面白くないので本日は「曼荼羅畑的」バイクムービーを。

まずはキャノンボール(1981年/ハル・ニーダム監督)。

予告の見せ場となった「バイクごとスカイダイビング(タイトル画像)」。

東宝東和はこの絵面一発でビジュアルなウリのない「レイダース/失われた聖櫃」に興行収入で勝利しました。

レースはハーレーで参加。ほぼ全編ウィリー走法(後ろに乗っているウォーレン・ベーリンガーが肥満のため)。


ここでちゃっかりバイカー役でカメオ出演していたのがピーター・フォンダ。やはり無視はできません。できませんがここで「イージー・ライダー」と言うのもアレなので、ちょっとマイナーなところから、

「ハイローリング」(1977年/ピーター・カーター監督)

フォンダの役どころはスタント・レーサーなのですが、バイクに跨っているのは登場シーンくらい。でも出てきた時のいで立ちがこれ👇ですから。


ピーター“神風”フォンダですね。

続いて400人のバイカーがエキストラとして参加し、葬送の隊列を組んでハイウェイを占拠したオーストラリアン・ニュー・シネマを。

「マッドストーン」(1974年/サンデイウー・ハーバット監督)


数は正義です。

SF方面も観て見ましょう。

「トロン」(1982年/スティーブン・リズバーガー監督)

リメイクじゃなくてオリジナルの方ね。


技術じゃありません。センスです。

最後に一篇の詩に昇華したゾンビじゃないロメロを。

ナイトライダーズ(1981年/ジョージ・A・ロメロ監督)



★各作品レビューはこちらから。

★バイクがあればチャリもある。

 

 

 

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