デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【駿河問い縛りは】てんぷる ♯9-10【淑女の嗜み】

『大丈夫ですか、ミアさん?』

『大丈夫!ちょっとムラムラしただけだから

そうですね、朝食が焼き魚と聞けば大抵の女子はムラムラしちゃいますよね。

「てんぷる/第9話・餅つきってえっちだよね|第10話・ちょっとムラムラしただけだから」(2023年9月2日・9日TOKYO MX放送/古賀一臣監督)

月夜が赤神に壁ドンキスされる淫夢でドックン。

起こしに来た海月を寝ぼけて激しくハグ。


我ながら何と言う夢を…起きればリアル赤神が「おはようございます」で再度ドックン。

目の前では、赤神を嫌っていたはずのミアが何故か赤神とキャッキャウフフ。

(いつからあの二人、あんなに仲良く…)


『気になりますねえ』

月夜の心を読んだように現れたカグラ。

『恐らくこれがきっかけだと思われるのですよ』

カグラが見せたのはミアと赤神が蔵でやっていた「突射捨賭(ついすと)の行」の録画映像。

明度落として光被せて巧妙な編集をしているので、一見「後背位」に。


『ななな何えっちな動画見せてんの!?』

ミアは『躓いちゃったぁ』と言いつつ、赤神にしなだれかかり、爽やかな笑顔で『ちょっとムラムラしただけ』


これはいかん。緊急取り調べを実施せねば。

ミアを呼びつけてストレートに『赤神が好き?』と問うと答えは意外にも『別に』

赤神はあくまで修行仲間。仲良くするのは当然。それに赤神は世界一のイケメン。おかげで私は日々ムラムラ。煩悩と戦う精神修行のパートナーとしては理想的。この出会いは運命。できれば一生を共に歩みたい。

いやそれもう「好き」の範疇超えてるでしょ。

『取り調べを続けます』

ミアの背後に回ったカグラが巧みな縄捌きでミアを緊縛。

おお、これは「吊り縄」の中でも高度な「全吊り(体全体を浮かせる)」、更にその中でも技術を要する駿河問い縛り」ではありませんか。


江戸時代初期の駿府町奉行である彦坂光正によって考案されたと言われる「駿河問い」。

「問い」とは「尋問」。自白を導くための手段。要するに拷問ですね。

海老反り状態で吊るした後、背中に石を乗せ、くるくると回転させます。手を離すと縄の捻りがほぐれるので独楽のように回転し、更に反動で逆方向に回転。

見た目は回っているだけですが、回転の力を馬鹿にしてはいけません。

遠心力によって頭と膝に血液が集まり、血管が膨らんで神経を圧迫し、激しい痛みをもたらすという実に理に適った拷問なのです。

正に取り調べにはぴったりの緊縛。ボールドウィン家では必修科目、淑女の嗜みだったのでしょう。

勿論、アニメでそんな凄惨なシーンを描くわけにはいかないので、吊るしたところで録画映像の疑念が解けて(海月が一目でツイスターゲームと気づいて)取り調べ終了となりました。

基本、月夜とミアが「エロ担当」という立ち位置という事ですね。

おまけ


第9話で餅つきの正装に着替えたエロ担当2名(となかなかエロ担当に混ぜてもらえない海月さん)。


★「突射捨賭(ついすと)の行」に関してはこちらを。

 

 

 

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★本日9月11日は「公衆電話の日」

1900年(明治33年)のこの日、日本初の自動公衆電話が、東京の新橋駅と上野駅の駅構内に設置されました。

公衆電話を効果的に使ったお話で思い出すのは、「ダーティハリー」とか「フォーン・ブース」ですが、今回は別の視点からこのふたつを。

 

★本日のTV放送【20:00~BS松竹東急/よる8銀座シネマ】