強引です。例えるなら「進撃の巨人」が「わーい、海だ!」のシーンで終わってしまった感じ(酷い例えだ…)。
最初から2期想定外であれば、こうするしかなかったとは思いますが。
力任せの大団円。
「夢見る男子は現実主義者/第12話・だって、アンタは私の居場所なんだから」(2023年9月18日深夜テレビ東京放送/古賀一臣演出)
夏休み終盤、芦田と一緒に夏川宅に遊びに行くことになった佐城。
そのバイト先(古本屋)を雨の中夏川が訪問。
ラインで佐城に事前駄目出し(妹・愛莉の前であれしちゃ駄目これしちゃ駄目)を乱発した夏川に芦田が出した忠告『このままだとまた(佐城と)どんどん距離が空いちゃうよ』を気にしての事だと思います。
案の定、佐城は事前駄目出しの多さに『(夏川家訪問の件は)てっきり無しになったかと』。
『来て欲しいのは本当だから。私も楽しみに…』
いい雰囲気の二人を見てガラス戸をそっ閉じする一ノ瀬・笹木コンビ。こういう間合いは結構好き。
最終回でようやくかよ!?なメインヒロインとのラッキースケベ。
にしても今時、唾を飲み込む演出って…。
で、当日。夏川妹・愛莉と初対面。佐城の役割は…馬!
いつもは絵本読んだりおままごとしたりなのに。今日の幼女はぶつかり稽古。
佐城ライフ0になって休憩。
『いやあ…楽しいっすね…』
『さじょー、休んだ?』
『ああ、休んだ休んだ』
『じゃあ、遊ぶー!』
そして佐城は真っ白に…
真っ白に燃え尽きる…パロディ・引用選手権をやったら恐らくぶっちぎりで1位になるんじゃないでしょうか(皆、本当にやりたがりますよね)。
次点は「ヤムチャポーズ」でしょうか。
台詞なら「知らない天井だ…」、「今はこれが精一杯」、「諦めたらそこでゲーム終了」とかがランクインしそう(幾らでも出て来るので以下略)。
ここで夏川母登場。
『あなた、佐城くんね。愛華から話は聞いてるわ』
どうやら夏川家では度々佐城の話題が持ち上がっているようです。
慌てて撤収体制に入る夏川。
『残念ねー。じっくりお話してみたかったんだけど。佐城くんと』
これ、「俺ガイル」の由比ヶ浜家訪問時の由比ヶ浜母(ガハママ)と同じリアクションですね。
『ヒッキー君ね。結衣からいつも聞いてるのよ~。ママもヒッキーとお話したい~!』
どちらも娘の妨害に遭ってセッション叶わず。
2人を送る夏川ですが、早々に芦田が気を利かせて二人きり。
明るいうちに家を出たのにあっという間に陽はとっぷりと暮れ(8月だけどな)…。
夏川が語る佐城がいる煩わしさといない寂しさ。
『だって、アンタは私の居場所なんだから!』
この台詞を合図に突然、花火が打ちあがって強制クライマックス(便利だなぁ花火)。
『もう名前で呼ばないの?』
お話半ば(原作は勿論未完)で何か丸く収まってしまいました。
一応Cパートで佐城姉の楓から『文化祭(の準備手伝い)もよろしく』的な事言われておりましたが、この流れでは2期は絶対ない(と言うか不可能)でしょうね。
おまけ
本編ではカットされましたが、最初の席替え(夏川とは大きく離れたが、真後ろに芦田が来た)時に一瞬デレた芦田圭を。
因みに原作では2度目の席替え時に芦田が物凄~く不満そうな顔をしています(さじょっちと離れたくない)。
短期決戦で一ノ瀬・笹木に尺取るくらいなら、佐城と芦田を掘り下げて欲しかったです(NTR上等)。
★本日のTV放送❶【13:40~テレビ東京/午後のロードショー】
★本日のTV放送❷【20:00~BS松竹東急/よる8銀座シネマ】