デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

横手美智子にヤキでも入れたか? 夢見る男子は現実主義者 ♯8

どうしたどうした製作陣。温泉宿に合宿して反省会でも開いたか?

それともプロデューサーが体育館裏に横手美智子(と古賀監督)呼び出してヤキでも入れたか?

一気に佐城のモノローグが増えて原作の雰囲気に近くなっているではありませんか。

加えて、会話中に口元すら動いていなかった「お前らテレパシーで話してるのかよ!?」な止め画作画にも変化が!?

16時間(1日32時間)時計が当たり前のように描かれていた世界で、振り子時計の振り子が動いている!?だと!?(こんな事で感動するとは。すっかりパンチドランカーになっていますね)。


ネタアニメとして期待していたのでこれでは拍子抜けでございます。

「夢見る男子は現実主義者/第8話・ギルティすぎない?」(2023年8月21日深夜テレビ東京放送/能見昌照演出)。

佐城がバイトしている古本屋(古書店ではない)に新しいバイトが(夏休み限定の佐城の後任)。

それはクラスメイト。隣の席の物静かな文学少女・一ノ瀬さん。


物静か≒コミュ障(話しかけないでオーラ全開)の彼女に接客ができるのか?

顔の半分が隠れている前髪をヘアピンで止めたら、あら美少女。


ここの描写はコミカライズに軍配(アニメは必要以上にどんくさいキャラデザになっている)。

案の定、接客には不向きで、ちょっとクセのある客と接しただけで涙目。

これはこの商売無理なんじゃないかと、遠回しに諭してみたらまさかの土下座嘆願。

『やめさせないでください!』


一ノ瀬さんがバイトにこだわる理由は「兄離れして独立」。

大好きなお兄ちゃん(風紀委員の先輩)に彼女さん(同じく風紀委員)が出来たために二人の時間がとれなくなった所に、二人の濡れ場(一歩手前)を目撃してしまったショックで自立を決意した、と。

肝心の「彼女さんがお兄ちゃんに覆いかぶさってチューしてた」シーンはアニメでは描かれませんでしたが、コミカライズではこんな👇感じ。


相変わらず時系列は滅茶苦茶。

本来、一ノ瀬さんがバイトに来るのは、学校見学会の後。

風紀委員が運営(アニメでは何故か生徒会と風紀委員の共同運営)する学校見学会に佐城は姉・楓の密命で助っ人参加しているので、既に一ノ瀬兄とも彼女さんとも面識があります(のみならず、彼女さんが一ノ瀬兄にアプローチする瞬間も目撃しています)。

佐城が生徒会副会長の弟で、案外使える奴という認識が風紀委員の間で定着している、というのが正しい時間軸なので、次で初対面だとちと面倒だな。

にしてももう8話か。

愛莉ちゃん(夏川妹)問題も文化祭問題も東西問題も端折っているのに、メインヒロインとの関係が1ミリも進展していない…(関係を深めるイベントを根こそぎすっ飛ばしているのである意味当然)。

来週はまだ一ノ瀬さん問題だろ。残り3話でどこまで引っ張るのか…って学校見学会までに決まっているのですが、クライマックスには弱いよなぁ。

夏川と佐々木が「学校見学会」お手伝い要員になった時点で文化祭は捨てていますし(本来、この二人がなるのは文化祭実行委員。二期やる気があればこの設定は残すはず)。

最終コーナーで原作の雰囲気に近づいたのは喜ばしいのですが、何か盛り上がらないなぁ(撮り直しは無理でしょうから、せめて円盤出す時に佐城モノローグをがっつり追加した「原作歩み寄りバージョン」とか特典で付けてくれませんか。このままだと原作者が不憫です)。

おまけ

夏川とのビデオ通話の最中に生足バタバタさせている芦田(←掲示板では「ウザイ」とか言われていますが、わたし的メインヒロイン)。



 

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★本日8月23日はレイ・パーク(1974~)の誕生日(おめでとうございます!)。

レイ・パークと言えば素顔無用のダース・モールですが、今回はやはり素顔が拝めないこの作品で。