デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

ポーランドのアートな(?)映画ポスター PART2

以前ポーランドの狂った映画ポスターに関する浅~い考察」という記事をUPしましたが、その後も前衛アートなポーランド・ポスターを目にしたので、グッときたものを並べてみます。

まずはこちら。エイリアン2


黒のランジェリーを纏ったリプリーが前衛エロスな佇まい。

ちょっとマリリン・チェンバースのグリーン・ドアを思わせる(しかし全くいやらしくない)アートなポスターです。

「これなら部屋に飾ってもいいかな?」と思わせたのがこちら。戦艦ポチョムキン


ここぞとばかりに垂らされたが不穏な空気を掻き立てています。

ここからは日本映画4連発。デザイナーの食指が動くジャパンの記号と言えば「サムライ」。

七人の侍切腹


激しすぎる決戦を見事に表現している「七人の侍」と、静かなる覚悟が鮮血となって迸っている「切腹」。

名作は絵になります。

最後に「地球攻撃命令 ゴジラガイガン今村昌平楢山節考


楢山節考」は完全にホラーですね。小林一茶の句「かたみ子や母が来るとて手をたゝく」が書き添えられているのですが、「か」を書き損じた(もしくは「かたみ子」の意味が理解できず、理解できる範囲で「たみ子」に変えてしまった)ようで、「惜しい」仕上がりになっています。

そもそも何故この句を引用したのかが分かりませんが。小林一茶姨捨山について詠んだのは「有合の 山ですますや 今日の月」だったような…。

ゴジラガイガン」は良く見るとゴジラの体の中にキングギドラアンギラスが取り込まれていて、洞窟壁画のような雰囲気を醸し出しています。

※タイトル画は(見たまんまですが)パルプ・フィクションです(タラ、絶対気に入っていると思います)

 

★前回のポーランド映画ポスター記事はこちら。

 

 

 

ランキング投票です。ヤクザ映画のポスターも作って!と思った人はワンポチを。

 

 

 

追悼:パイパー・ローリー

キャリー母、パイパー・ローリーがお亡くなりになっていました。

10月14日。ロサンゼルスの自宅にて。91歳。

長きに渡る闘病生活を送っていたようですが、91歳なら大往生でしょう(Wikiでは「老衰」になっていました)。

追悼はこの2本で。

 

★本日のTV放送❶【13:40~テレビ東京午後のロードショー

★本日のTV放送❷【20:00~BS日テレ