死刑囚が死のゲーム、最後の一人は自由の身。ゲームはTVで生中継。サイコな人殺しが足掻いて死んでいく姿に視聴者熱狂。
またかよ!? ついでに主人公の顔も誰かに似ているような似ていないような。
「ジュラシック・ユニバース」(2018年/ライアン・ベルガルト監督)
人気番組「ジュラシック・ゲーム」は死刑囚参加型VRサバイバルゲーム。
恐竜が闊歩する仮想空間で参加者と恐竜を同時に相手にしなければなりません。
アンソニー・タッカー(アダム・ハンプトン)は妻殺しの罪で死刑確定(勿論冤罪)。
見てくれはこの手の主役のお約束「ジェラルド・バトラー」タイプ。
正確にはラッセル・クロウの下位互換のジェラルド・バトラーの下位互換(三段逆スライド下位互換)。
左からアダム、ジェラルド、ラッセル。
死刑囚でゲーム(バトルランナー)、参加者は首に爆発チョーカー(バトル・ロワイアル)、リアルなサバイバルではなく本体は別空間に繋がれたまま(マトリックス)、他にも上げだしたらキリがないデジャヴの佃煮。
主人公の冤罪が政治的策謀かと思いきや、本当にただの冤罪だったりとか、チョーカーがサスペンスの小道具として全く機能していないとか、そもそも最後のひとりになることが解放の条件なら、最初の武器手にした時点で全員殺しちまえば済む話じゃん(番組の都合もあるでしょうが、最後の一人を殺すわけにはいかないので自動的にゲームオーバー)とか不満は色々ありますが、恐竜のCGはそこそこだったし、それなりに観られるレベルにはなっていたと思います(アタリかハズレかと聞かれれば即答でハズレですが…)。
恐竜以外にも野生動物や食人植物とか色々出ます。
やはりこの手のお話はリアリティとか考えずに「質(タチ)の悪い冗談」として描かないと駄目ですね。
というわけで勝者は「デスレース2000年」(おめでとうございます!)。
★関連作品あれこれ。
★ジェラルド・バトラーさんもほぼ同じ話の作品に出ていましたね。
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<没後20年 深作欣二特集>