デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【闇の奥へ】ゴブリンスレイヤーⅡ ♯7【覚悟の別れと寄り添う決意】

『この森では時として自然さえも敵になる。心して向かえよ。これから向かうのは…闇の奥だ』

小舟で川を遡行してエルフの森の更に奥へ。

まんまアレじゃん、と思ったら次回サブタイが「闇の奥《ハート・オブ・ダークネス》」

確信犯でした。

右は「HEART OF DARKNESS」表紙イラスト。


ゴブリンスレイヤーⅡ/第7話・ジャングル・クルーズ」(2023年11月17日深夜TOKYO MX放送/古賀五十六演出)

エルフの里に現れた《川を堰き止めるもの》モケーレ・ムベンベ。

その背中にはゴブリンライダーが。

『俺の仕事だ。ゴブリンを殺すのは俺の仕事だ』

妖精弓手がゴブリンを射掛け、鉱人道士と蜥蜴僧侶が足止めした所で、ゴブスレさんがロープを使った罠を仕掛けて(物理的に)「倒す」ことに成功。


ゴブリンライダーはモケーレの背中に鞍まで付けていました。偶然飛び乗ったわけではありません。

そう遠くない所にゴブリンの巣がある。襲撃目標は勿論、エルフの里。

放置はできない。生かしておく道理もない。

簡易武装した船(前方に竜牙兵が漕ぐ小舟の囮付き)で「闇の奥」へ。

最期かもしれないという覚悟を以てゴブさんを見送る牛飼娘。何か手つきがいじらしやらしい。


威嚇か見せしめか。立ち並ぶエルフの死体。


闇の奥にそびえていたのは「神殿」でした。


見張りを仕留めて中へ。地獄まで続いているかのような螺旋階段。

迷わず下りるゴブさんに「うええ、マジっすかぁ」な視線を送る妖精弓手と神官ちゃん。


途中階段が崩れた箇所も。エルフは難なく飛び越えられましたが、神官ちゃんは蜥蜴僧侶がぽ~い。

最下層には磨り潰したエルフの体液を川に流す「呪術」部屋が。


それは鬼の薬研(やげん)、悪魔の酒船石。

凄惨すぎる光景にショックを受ける神官ちゃん。出来る弔いを済ませて暫しの休息。

珍しくゴブさんにしなだれる妖精弓手が妙に可愛い。


『ちゃんと瞼を閉じて寝るのよ』

妖精弓手は数十年の寿命しかない只人(ヒューム)であるゴブスレさんの生涯を見届ける決心をしたようです。

ある意味、下手なプロポーズよりも強い意志かもしれません。

 

★ご参考

 

 

 

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