デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【綺麗は無敵の誉め言葉】僕の心のヤバイやつ ♯17【気持ち引き出すしりとりマジック】

『僕も(仕事中の山田を)撮った。ひそかに』

『撮るなら、もっとキメ顔を…』

『いや…凄く綺麗だろ』


彼女褒めるなら仕事帰りの電車の中。綺麗は無敵の誉め言葉。

五条くんはこの一言で(しかも寝ながら)喜多川さんを落としました。


「僕の心のヤバイやつ/第17話(2期第5話)・僕は知りたい」(2024年2月3日深夜テレビ朝日放送/曽根利幸演出)

山田の事務所の先輩が出演している映画「祈りの島」を一緒に観る事になった市川。

途中、たこ焼き屋(銅たこ!)に寄ったら、市川の姉・香菜のバイト先で出会いがしらのサプライズ。

出来立てを一口で頬張り口の中あちちになっている山田に、割って冷まして「あ~ん」してあげる市川。

何か別の事に使えそうな「あ~ん」要求の山田画像。


映画のキスシーンで市川は赤面してしまいましたが、山田は演技の糧として。

自分とは違う景色を見ている山田に今更ながらショックを受ける市川。


日曜日。山田の『(雑誌の撮影現場を)見に来ても…いいよ』というお誘いを受けて、恵比寿ガーデンプレイスまでやって来た市川。

キモくならないよう細心の注意を払って選んだ(姉のお墨付きも貰った)服でしたが、大人の世界から見れば子供服。

山田の仕事はこういう世界。みんな大人でお洒落でひとりひとりが本気で、山田もその中のひとり。何だこの服?

劣等感に苛まれてその場を走り去ってしまった市川…を視界の端に捉えて追って来た山田。

『あんまり楽しくない…よね?』

『楽しいとか楽しくないじゃないだろ、仕事は』

仕事経験もないくせに仕事を語るな市川。しかし、そんな市川に山田は今の心情を吐露。


『私なんかより、可愛い子も綺麗な子も演技が上手い子も面白い子も滅茶苦茶一杯いて。毎日怒られて。辛くて。正直、なんで続けてるんだろう…て。でも市川が気づかせてくれた』

(好きなんだな、仕事)

『すごく嬉しかったんだよ』

山田が嬉しいんだから嬉しいはずなのに…。何でこんなに辛いんだろ。もしこのまま現場に戻らず、仕事に穴をあけたら…仕事をクビになったら…もし、山田が…普通の中学生に戻ったら…もし、もしそうだったら…こんなに好きになってない!

山田の手を取って走る。戻る。現場に。

ちょっと巻き戻して映画鑑賞の帰り道。他愛のない「しりとり」に興じる山田と市川。

『馬』『まつたけ』『ケニア』『あ…(今日つき合ってくれて)ありがとう!』『うん』『やったー!勝ったー!私の勝ち』

あーこのやりとり。まるでプラネテスのこの👇シーン…。

『アナンケ(木星の衛星)』『け…鍵盤ハーモニカ』『髪の毛』『また「け」かよ』『もうないでしょ?』『あるよ…結婚しよう。「う」だよ』『…うん』『よっしゃ。お前の負け』


二人の行きつく先の暗示でしょうか。

おまけ

山田の手を取って撮影現場にやって来た市川に興味津々のスタッフさん。

『男子中学生だ』

『男子中学生っすね』

『好きな子、いる?』

前戯無し。我慢を知らないお姉さんでした。

★ご参考

 

 

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