(そうか…僕はこれを言いたかったんだな)
好きな日本語を一つ選べと言われたら、かなりの確率で多分これ。
『ありがとう…』
祝!二期制作決定。
「僕の心のヤバイやつ/第12話・僕は僕を知ってほしい」(2023年6月17日深夜テレビ朝日放送/友田康演出)
新年。初詣の約束を交わした山田と市川。
市川の予定は家族と参拝を済ませた後、適当な理由をつけて別れ、山田と合流するというもの。その時間差30分。完璧なタイムスケジュール。
しかし、山田の対市川時間は約束の30分前(渋谷デートで学習しなかったのか市川?)。
山門前でお洒落ばっちり鉢合わせ。
困ったことに父を除く市川の家族は山田の顔を知っている(母はリアル至近距離、姉は携帯越しバーチャル)。即身バレ面割れ。
『あ~ホントだ、生山田さん…デカくない? 思ってたのと違う!』
確かにね。駆け寄って自己紹介する山田に自称コミュ力お化けの姉がテンパリヘニョヘニョ(姉弟だねえ…)。
そのまま一緒にご参拝。
『ダブルブッキングした~💢( •̀_₍•́ )プンスカ』
いや、あなたが来るの早いから。
ギプスで片手が使えない市川が合掌できるように、山田が右手をレンタル。
『ちゃんとお願い、叶いますように…』
『何お願いした?』
『いつもと変わらぬ日常を、と』
『むぅ…変わらなくていいの!?( ○'н' )ムゥ-』
日本語って難しい。
一旦分かれて再合流…しようとしたら何故か姉が『もっとちゃんと挨拶したい!』と追跡ダッシュ。
追いついて振り向いた山田はこの短時間でこれ👇である。
想定外の光景にテンパッたのか姉がいきなり、
『今からうち来る?』
『はい!』(即答)
ここでようやく山田と市川が待ち合わせをしていた事に気づく姉。
『脈しかない!』
あれよあれよで市川宅。
山田がお姉とお揃いという体で買って山田にあげた秋田土産のキーホルダー「秋田ケンタロウ」を腰につけていたので姉に見られないように慌てて隠そうとしたら「我慢できないカップル態勢」に。
『もうそういう関係!?』
お雑煮食べたり、卒アル見たり、山田の下の名前をサンドイッチ問い詰めされたり…。
部屋に危ない遺留物がなくて安心したら「使っている」雑誌(1回使ってから捨てるとか言っていた山田が載っているファッション誌)が見つかっちゃったり(咄嗟に隠そうとして覆いかぶさっちゃったり)。
ついでに軽く黒歴史(中学受験失敗)を抉られたり、自分を守るために他人と距離を取るキャラ設定をしたことを思い出しちゃったり。
部屋に並んでいたトロフィーの謎も解明しました。
そんなこんなで3学期。
教室に行く前に校舎裏で二人だけの時間。
『何か変な感じだ。1年の頃はあんまり学校行きたくなくて、しょっちゅう休んでた。林間学校も嘘ついて行かなかった。でも…最近は学校、嫌いじゃない。そ、それは…その…多分…やま…』
それは誰のおかげでもない。学校に来たのは市川自身。だから自分や皆とも話が出来た。
そう言って市川をそっとだきしめて頭を撫でてやる山田。
『よしよし』
もう、僕に鎧は必要ない。
『ありがとう』
(そうか…僕はこれを言いたかったんだな)
『ありがとう』
教室に急ぐ二人に声を掛けて来た関根がその様子を見て
『え!? ヤッた!?』
二期、待ってます。
★本日6月19日は小沢仁志兄ィ(1962~)の誕生日(おめでとうございます!)
今回は、小沢兄ィが監督(OZAWA名義)・主演で「24」に挑んだ連作Vシネを一挙大放出。
★本日のTV放送【20:00~BS松竹東急/よる8銀座シネマ】