『俺は源田。あんたは?』
『弾超七』
『超七? どこから来たんだ?』
(黙って天を指さす)
『ほぉ~、遥かな星がふるさとさ…って訳か』
本日3月15日は森次晃嗣(浩司)の誕生日(81歳!おめでとうございます!)。
セブンのエピはあれこれ取り上げているので、今回はちょっと変化球でこれを。
「戦え!マイティジャック/第12-13話・マイティ号を取り返せ!!」(1968年9月21日28日放送/満田かずほ監督)
「マイティジャック」は、万能戦艦マイティ号に乗り込み、悪の組織Qの野望を打ち砕く、秘密組織「MJ(マイティジャック)」の隊員たちの活躍を描く「007」×「サンダーバード」な一般向け1時間枠特撮ドラマ…だったのですが、大人にも子供にも受け入れられず予定していた26回の半分、13話で打ち切りとなってしまいました。
大鉈振るう仕切り直しで換骨奪胎。テイストも軽めにした子供向け30分特撮アクションに生まれ変わったのが「戦え!マイティジャック」です。
どれくらい変わったかはサブタイ見れば一目瞭然。
「マイティジャック」時代は「パリに消えた男」「燃えるバラ」「メスと口紅」などアダルトな雰囲気を醸し出していたのが「戦え!」になった途端「かかった罠はぶっ飛ばせ!」「とられたものはとりかえせ!!」「マイティ号でぶちかませ!!」といった偏差値貧乏なものに。振れ幅が極端です。
更に!メカアクションだけだと駄目と悟ったスタッフは巨大怪獣を投入。もはや存在する宇宙が違う作品になりました。
その折り返し点となったのが、第12-13話の前後編。
不注意からマイティ号を奪われてしまった源田隊員(二瓶正也)。責任を取るため単独奪還に走った彼の前に現れた謎の風来坊が弾超七(森次晃嗣←当時のクレジットは浩司)。
名前からも分かるようにあからさまなモロボシダン匂わせキャラ(ジャンプする時「ジュワ!」とか言っちゃうし)。
二瓶正也(イデ)との丁々発止のやりとりは実に息が合っておりました。
なんやかんやでマイティ号を奪い返すことに成功したふたりですが、時既に遅くマイティ号に向けた水爆級の新型ミサイルが発射された後でした。
頼みの綱の迎撃用アンチミサイルは発射装置が破壊され万事休す。
ここで弾がおもむろにシャツの胸部分に手を突っ込むと中から…。
いやあ、ドキドキしましたね。しかも出て来たものの色が赤。
まさかまさかと思わせて…。
前編の見せ場は、奪われたマイティ号による東京大空爆。
コンビナート大爆発、高層ビル体当たり倒壊。間違いなく死傷者多数。被害総額なぞ想像もつきません。
政権のひとつやふたつ一晩でかっ飛ぶレベルの大惨事。当然MJは解散不可避。上層部責任者は逮捕を免れないでしょう。
まあ後のネルフと同じ超法規的組織だったということでしょうか。
制作の背景含め時代の仇花と言っていい作品であったと思います。
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