デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【それじゃ…マサチカくん】時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん #12【必殺名前呼び選手権】

『全校生徒への挨拶も終わり、正式に会長選のペアだと認知されたわけですし、ここは二人の親密度をアピールするためにも、名前で呼び合うというのは如何でしょうか?』

『…ま、まあ、いいんじゃないかしら。えと…それじゃ…マサチカくん?


『んお!…まぁその…いいんじゃないか』

『そ、そお…それじゃこれからはこんな感じで』

思わず悶絶の破壊力。恐るべし名前呼び。

「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん/第12話・前を向いて」(2024年9月18日TOKYO MX放送/伊藤良太演出)

生徒会会長選を占う1学期終業式の「生徒会挨拶」。ここで立候補者は会長選に挑む意気込みと抱負を語り、生徒はその支持を拍手を以て応える。

前日の会場チェックで顔を合わせるアーリャ・政近コンビと有希・綾乃ペア。

前日の騙し討ちとも言える有希のアーリャ校内放送引っ張り出しと精神攻撃をネタに揺さぶりをかける政近。

『噛みついたんなら歯ぁ喰いしばれよ』


目がアクセラレータになってます政近くん。有希のこめかみを伝う一筋の汗。

有希とアーリャ、生徒が支持の拍手を送るのはいずれか一方。であれば勝負を左右するのはスピーチの順番。

昨年のジャンケンは政近が拒否。コイントスに落ち着きましたが、投げ手を綾乃にすることも政近が拒否。結局、マーシャさんが投げ、アーリャが答え、当たっていれば先攻後攻好きな方を選べる。外した場合は有希に権利が回る、という事に。

結果は、アーリャが外して有希が先攻を選択。アーリャが後攻となりました。


因みにコイン(日本の硬貨)の裏表は「年号が刻印されている方が裏」です。今回使用した100円玉の場合、100の下に年号が入っているのでこちらが裏。

本番では堂に入った淀みないスピーチで「実績もあるし任せて安心」をアピールした有希と綾乃。

圧倒的に不利な状況で始まったアーリャのスピーチ。政近が与えた秘策とは?

〆は政近のアーリャ応援演説。その最後にまさかの隠し玉。

 

学生議会で争った谷山沙也加とその後援者・宮前乃々亜がセットでアーリャ生徒会に加わる事を宣言。

サプライズの中にきっちり有希への反論(実績ある経験者より未成熟でも可能性のある新メンバー)と有耶無耶になっていた学生議会の決着(二人がアーリャの軍門に屈することで正式に負けを認めた事になる)が織り込まれています。

政近の権謀術策が光る終業式挨拶でした。

エピローグは学期末試験結果発表。学年30位以内に入れば、アーリャが何かひとつ言う事を聞いてくれる。入れなければ政近がアーリャの言う事をひとつ聞く。

結果は33位。なんと中途半端でショボい結末(因みに1位はアーリャ、2位は有希)。

本来であればアーリャの希望をひとつ叶えなければなりませんが、自分が勝つことを想定していなかったアーリャはノープラン。

政近は賭けの話をしていた時にアーリャの口から出たロシア語の「名前」という単語から「名前呼び」と推理してこれを提案。

心を読まれたアーリャはこれを快諾。

『えと…それじゃ…マサチカくん?』

その破壊力、想定外。

名前呼びには「男性が女性を下の名で」と「女性が男性を下の名で」の2パターンがあり、数的には前者の方が多いような気がしますが、今回は後者。

という訳で「女性から男性へ名前呼び選手権」

最近だと「疑似ハーレム」。先輩改め瑛二さん。試しに呼んでみました、なテスト発声でしたが、こちらも想定外の破壊力だったようで。


「それでも歩は寄せてくる」では呼ばれた本人が感極まって、

『これから名前を呼ばれるたび、俺は歓びに打ち震えると思います』

そこまでか!?

ほとんどヤケクソで呼んでいたのが「宇崎ちゃんは遊びたい」

花、と名前で呼んで欲しいのにあろうことか母・月に抜け駆けされ、更に妹・柳に追い越されと踏んだり蹴ったり。

罰ゲームの体で互いの名前を呼び合いますが…。


いやあ、ウザ可愛い。

番組終了後、Season2の製作告知が。


ブコメ波動、強めでお願いいたします。

★ご参考

 

 

 

ランキング投票です。名前で呼ばれたい男子はワンポチを。

 

 

 

 

★本日9月20日はウィリアム・フィンレイ(1940~2012)の誕生日。

出演作は僅かですが、確実に印象に残る顔と演技でした。