時空を超えた奇跡の一夜。
何を大げさなと笑ってはいけないよ。
神経症を患った神と世俗を超越した仙人。
マイケル・シェンカーとウリ・ジョン・ロート。
この二人が同じステージに立っているのだから。
しかもスコーピオンズの結成35周年のメモリアル・コンサートで。
これを奇跡と言わないで何と言う?
「スコーピオンズ/ライブ・アット・ヴァッケン:時空を越えた奇跡の一夜」(DVD)
発売日前日にTSUTAYA押しかけて「もう入荷してるでしょ。お願い出して」と懇願して即買い。
「イン・トランス」などという古典が演奏されるだけでも感動モンなのに、これをマイケル・シェンカー、ルドルフ・シェンカー、マティアス・ヤプス、更にウリ・ジョン・ロートが4本のギターで弾き倒すんですよ。
ええ、深夜でしたが半泣きしながら近所迷惑顧みず歌いまくりましたよ。
(この頃-70年代前半-の曲なら歌詞カード不要ですからね)
仕舞いにゃマイケルの息子タイソン・シェンカーまで加わってギター合戦(曲は何故かラヴェルのボレロ)。
エンディングには巨大なメカサソリまで登場。
メイデンの巨人とかプリーストの巨大ロボとかメタルのステージには中坊マインド炸裂の馬鹿アイテムが欠かせません。