デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

最終絶叫計画4

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童心に還る、とはこの事でしょうか。

「最終絶叫計画4」(2006年/デヴッド・ザッカー監督)

アホアホです。
ドリフのコントを100倍下品にした小学生ギャグを大金かけてつるべ打ち。最高です。
何故、これが未公開?!

初めての方の為にちょっとおさらい。
1作目「最終絶叫計画」は、「ラストサマー」「スクリーム」「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の抱き合わせパロディ。

この3本のタイトル、つまり「ラスト」「スクリーム」「プロジェクト」を直訳して繋げたのがこの邦題です(「スクリーム」自体が「ハロウィン」「13日の金曜日」「プロムナイト」などのスラッシャー・ムービーのパロディなので、絶叫計画はパロディのパロディという事になります)。

2作目が最新絶叫計画で元ネタは「エクソシスト」「ヘルハウス」など。
3作目が最狂絶叫計画で元ネタは「サイン」「ザ・リング」など。

で、今回のネタは「ソウ」宇宙戦争」「呪怨」「ヴィレッジ」がメインで、味付けに「ミリオンダラー・ベイビー」と「ブローク・バック・マウンテン」。

主演は例によってアンナ・ファリス呪怨サラ・ミシェル・ゲラーの特徴をうまく掴んでます)。

女子プロボクサーとしてトラウマを持っているシンディは、老人介護の職を得て不気味な霊(白塗りの子供)が出る日本家屋へ。

隣に住む湾岸労働者トムに心惹かれますが、そこへ宇宙人の総攻撃が。

事態を解決するヒントが外部との接触を遮断した謎の村(ヴィレッジ)にある事を掴んだシンディ。しかし、攻撃ロボット、トライポッドを操っていたのは実はジグソーだった。

あーははははは。自分で書いてても訳分かんねーや。

元ネタ知ってる方が楽しめるのは確かですが、笑いのほとんどがウンコ・シッコ・頭ゴチーンな小学生ギャグなので一見さんでも無問題です(日本語ギャグもあります)。

締めがトム・クルーズの奇行ネタなのですが、これはオリジナルを知らないと笑えないかもしれません。

久しぶり大声で笑いました。お勧めです。