デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

デッド・オア・アライブ 犯罪者

イメージ 1


「は・・・・?」

人は予想とか理解とかの範囲を余裕でカチ割るものに出合うと、一瞬、思考停止に陥るようです。

デッド・オア・アライブ 犯罪者」(1999年/三池崇史監督)

歌舞伎町制圧を狙う中国残留孤児3世(竹内力!)と新宿署のはみ出し刑事(哀川翔!)。
絡むヤクザ(石橋蓮司)と中国マフィア(鶴見辰吾)。

夫婦・親娘・兄弟・仲間の葛藤や死をそこそこ真面目に描きつつ、う○こプールのような「そんなもの絵にするんじゃない!」的悪趣味爆裂シーンも織り交ぜ、物語は怒涛のクライマックスへ。

当然、力さん翔さんの一騎打ちになるのですが、ここまで来てまぁさかラストがうる星やつら」vs「ドラゴンボールになろうとは・・・。

すみません、今までの話や伏線は一体どこへ行・・・・・。

ありえないにも程がある展開です。
私の頭の中は「うる星やつら」の初期主題歌「宇宙はタイヘンだ!」がフルボリューム・リフリイン。

因みに我が家の御礼の言葉はこの作品以降、「ありがとごぜます、桜井さぁん!」に統一されました。