「予算はギリギリ哀川翔のバズーカまで。竹内力に関しては、もうナイフさえ出す予算がない。経費ゼロで出せるものと言ったら、もう何だか分からない魂的なもの(しか)」
2007年の12月に開設、70万PVを数えた所でジオシティーズがサービス停止。2014年4月にここYahooブログに引っ越してきて、早半年。
※そのYahooブログも消滅して今はHATENA…思えば遠くに来たもんだ。
青息吐息の7年弱。何とか2,500本掲載に辿りつきました。お付き合い感謝します(罵詈雑言を送ってくれた人もありがとう!)。
さて、今年、東映Vシネマが25周年を迎えたそうです。かなり無理矢理ですが25繋がりという事でVシネからお気に入りの1本を。
「デッド・オア・アライブ 犯罪者」
(1999年/三池崇史監督)
本作は劇場公開されているので正確にはVシネではないかもしれませんが、Vシネを代表する2大スターの競演という記念碑的作品です。
哀川翔と竹内力がウンコ座りでカウントを刻む疾走感満点のオープニングから常識を余裕でフライングする伝説のラストへ。
歌舞伎町を〆て新たな勢力を造ろうとする中国残留孤児3世・龍(竹内力)。
娘の治療費捻出のためにはヤクザも恐喝する新宿署刑事・城島(哀川翔)。
序盤~中盤~後半(要するにラスト以外)は、Vシネ王道のアクション展開。双方身内に犠牲者を出して迎えた最終決戦。
『いよいよクライマックスって訳か…』
突っ込んでくる哀川の車に爆弾掴んで特攻かます山口祥行。
天高く舞い上がり垂直に落下する哀川車。ドアの隙間から小沢仁志を蜂の巣にして這い出た哀川は千切れかけた片腕を邪魔だとばかりに引っこ抜いて竹内と対峙。
そして、観客全員の目がテンになった分類不能なエンディングへ。
「椿三十郎」が流れを変えた“決闘史”に半笑いで泥を塗る破壊神・三池。
「どうして哀川さんの背中からバズーカが出てきたんですか?」
「分かってないね、君。男はその気になったらバズーカくらい出せるんだよ」
村おこし映画「熊本物語」を事もあろうに三池に作らせた熊本県知事(当時。時期的に福島譲二氏ではないかと思われる)の発言。
俺にも出せるかな、バズーカ…。
次の目標は3,000本か(馬場なら「2501」って言うと思いますが)。御用とお急ぎでない方は今暫くお付き合いの程を。