錦織博監督で魔道士…てっきり「とある魔術の」代替品になるのかと思いましたが。
何か物凄い微妙な出だしになってしまいました。
「トリニティセブン/第1話・魔王候補と第三の選択」(2014年10月7日深夜テレビ東京放送/錦織博演出)
春日アラタが従妹の春日聖と暮らす平穏な日常、それは偽りの空間。
重力振動がもたらす“崩壊現象”によって、アラタの住む街は瓦解、人は消滅。
消え入る瞬間に聖がアラタに渡した一冊の本。それは魔道書。
「私のこと、忘れないでね…」
周囲が漆黒に呑まれた時、アラタが魔道書に向かって叫んだ言葉。
「今すぐ、普通の日常を返しやがれ!」
再構築された偽りの空間。その綻びが見えた時、アラタの前に現れた謎の“けしからんオッパイ”浅見リリス。
彼女は崩壊した街の調査に来た王立ビブリア学園の魔道士。
事の次第を知ったアラタは、
・重力震動でいずこかへ飛ばされた従妹の聖を取り戻すため、
・魔道士の力を得ようと、
・ビブリア学園に入学することを決意し、
・ビブリア学園(女ばっかり)でキャッキャウフフな学園生活を
送ることになるのですが、目的と手段と日常がエライこと乖離していないか。
これでは聖を取り戻せるのはいつになるやら…。
もう本作を楽しむには一旦ストーリーを忘れて、学園ラブコメの断片をランダムに堪能するしかありません。
幸い、そっちのネタは山ほどある(トリニティセブン=7人のタイプ別美少女)ので、サービス一辺倒で押してください。シリアスは最終回のラスト10分でいいです。
その路線で行くのなら視聴継続しよう…と思ったら本当に2話からサービス満開(しかも微妙にマニアックな方向で)。続く3話は水着回。
嗚呼、完全に「IS2」の二の舞だ(ちょっと「デート・ア・ライブ」も入っている)。