
僅か5年の間に31作!
よもや作った本人達もここまで続く(尚進行形)とは思わなかったのではあるまいか。
「日本統一」(2013年/山本芳久監督)
その暴れっぷりは当然、プロの目に留まることに。「上等だ、やってやろうじゃねぇか!」となりますが、組織的殲滅戦の前に横浜を捨てて大阪・神戸へ。
監督は「FAMILY」「すてごろ 梶原三兄弟激動昭和史」「WARUワル」等のプロデューサーを務めてきた人、脚本は「実録・広島やくざ戦争」シリーズ、「実録 新選組」(前編/完結編)等を監督し「龍虎兄弟」の脚本も書いている辻裕之。
所謂“手練れ”コンビの作品です。
手練れなのはスタッフだけではありません。周りを囲む競演陣が超豪華。
横浜で二人を憎からず思いながらも立場上、的にかけることになる“東の本職”に哀川翔。
彼らが属する日本最大の任侠団体「侠和会」のトップに千葉真一、その片腕に白龍。
本作は、千葉が引退し、跡目を白龍が継ぎ、本宮・山口が侠和会の杯を受けるまで。
正に序章。この跡目継承の場に梅宮辰雄が映り、今後の波乱を予感させる所で幕。
正直、安さ満開(特に擬闘が超テキトー)なVシネなんですが、勢いを買います。清濁合わせ喰らう覚悟で臨みましょう。