横領した25億円を巡って悪党25人が大立ち回り。
東映Vシネ生誕25周年。おめでとうございます。
「25 NIJYU-GO」(2014年/鹿島勤監督)
25億円を抱える横領公務員(温水洋一)、不良刑事(哀川翔&寺島進)、ヤクザ兄弟(小沢仁志&和義)、漁夫の利を狙うホステス(高岡早紀)あたりが主要キャスト。
ここに半グレ軍団やら中国系マフィア、謎の殺し屋が入り乱れるバトルロワイアル。
脚本家が4人掛かりでアイデアを出し合っただけあって、適度に話が広がり(広がり過ぎず)うまい事納めてはいます。
哀川&寺島は「デッド・オア・アライブ 犯罪者」を思わせる刑事コンビ(不良ですが)。
小沢兄弟が兄弟役(笑)。役名が龍一と一虎。「龍虎兄弟」です。
竹中直人が演じた中国系マフィアのドン、ジョニー・ウォン。これって「日本黒社会」で竹中が演ったウォンと同一人物なんでしょうか。
なんていう細かい目配せも25周年ならでは仕掛けなのでしょう。
残念だったのは三つ巴四つ巴の一角を占める半グレ軍団がただの馬鹿にしか見えない事と、竹内力と遠藤憲一がいない事。
ここが竹内・遠藤率いる半島軍団だったりしたら一気に華のあるお祭りイベントになったと思うのですが…。
あと25人の中にかなりモブ(もしくは単なるゲスト)が含まれているようで水増し感が半端無いというのも残念ポイントではありました。
★ご参考