デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

日本沈没(2006年版)

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ついでだから樋口監督つながりでこの映画も。

日本沈没(2006年/樋口真嗣監督)

いやあ、CG100点、脚本2点。主演の草なぎ君は、ウロウロしてるだけで狂言回しにすらなっていません。

藤岡弘,とか村野武範なんか、潜水艦乗りだっつってんのにジープやバイクで山駆け上ったりヘリ乗ったり滅茶苦茶な活躍してたのに。

のみならず!「抱いて」とすがる柴崎を草なぎ君は「できない」と拒絶。

うえぇえ?! 藤岡弘、いしだあゆみは会ったその日に海辺で一発やってたじゃん!?

更にびっくらこいたのはトヨエツの、特殊な爆雷によってマントル層を切断すれば日本は助かる、という仰天アイディア。

『でもそんな爆薬って…』

『ある。N2爆薬だ』

な、なんですとぉ!?えぬつーばくやくぅ? おいおい、そりゃ番組が違うだろ。

で、草なぎ君唯一の見せ場があろうことか「特攻」。この時の台詞が、
「奇跡は起きます。起こしてみせます!」ってまて待てまて、それも番組違うだろ。

そんなに自分が関わったアニメのトレスがしたいのか樋口シンジ。

前作の丹波哲郎の名台詞も台無しな使い方だったし、もう監督なんか辞めて特撮に専念してくれよ、と思う間もなく「隠し砦の三悪人」。うーむ。