じゃ今度は小松左京つながりで。
「エスパイ」(1974年/福田純監督)
小学生が自動書記で書いたとしか思えないタイトル文字に続いて尾崎紀世彦の哀切漂うムード歌謡が。これ・・SF・・だよね?
原作ではラストに神との対話まであるっちゅーのに、映画じゃ偏屈親父の「皆社会が悪いんや」的独り言で大団円。スケール小さすぎ。
でもいいんです。1974年当時の 由美かおるのおっ○いが見れるから。
レイプ未遂シーンで場面的には一瞬なのですが、由美かおるの回想という形で何度も何度もリプレイされます。しかもスローで。偉いぞ福田純。
余談ですが、原作冒頭に出てくる「人間は死から生を前借りしている。睡眠は利子の前払いだ。だから良く寝る奴は長生きする」という人生哲学にはムチ打ちになる位うなずきました。