本日5月4日はノストラダムスの日。
1555年のこの日、フランスの医師・占星術師のミシェル・ド・ノストラダムス(1503~1566年)が予言集である『百詩篇集』(諸世紀)を出版しました。
記念して、
「ノストラダムスの大予言【イタリア版DVD】」
(1974年/舛田利雄監督)
昨年12月2日にジャケットのみご紹介したイタリア版DVDが発注後1か月掛かって到着。
ようやく中身を拝むことができました。
オリジナル版(114分)は以前ご紹介しているので、今回は景気よくカットされたイタリア版(85分)の方を。
選べる音声は3種類。
- イタリア語吹替版
- 英語吹替版
- イタリア語字幕付き英語吹替版
イタリア語だとビタ一文理解できませんが折角なのでイタリア語・英語双方の吹き替えを鑑賞。
まず画質ですが…盗撮レベル(笑)。劇場にカメラ持ち込んだんですか。No More映画泥棒。
しかし、そんな画質でも慣れれば気にならなくなるから人間の眼って不思議。
タイトルはドドーンと「PROPHECIES OF NOSTRADAMUS」。
米国公開版をガメてきたみたいです。
お話の枕になる幕末期、第二次世界大戦末期の丹波祖先の描写はまるっとカット。
丹波の部下・浜村純の娘が奇形児を出産するシークエンスもありませんでした。
吹き替え声優ですが、丹波哲郎はいい感じ。丹波っぽさが出ています(英語、イタリア語共)。
黒沢年男、由美かおるもまずまず。
岸田今日子のビブラートのかかったおどろおどろしい朗読部分もそれなりに再現しています(イタリア語の方が雰囲気出ていますね)。
その他はもう取り合えずアテてみました、なレベル。
平田昭彦、小泉博、志村喬、山村聡といった面々も「個性って何?」な感じで区別がつきません。
特に山村聡は総理大臣という重要ポストなのにまるで合っておりませんでした(更にクライマックスの総理の演説全カット!びっくり)。
イタリア語吹き替えで丹波の奥さん(司洋子。役名:信枝)の名前がリンダ、由美かおるの名前(まり子)がマリアになっていたような気がしましたが聞き違いでしょうか。
気になったのは、新聞記事とか研究会の横看板とか字幕のアシストが必要なところに字幕が入っていなかった事。
オリジナルに入っている「A陣営」「B陣営」「基地は壊滅し人間は死んだ」などの日本語テロップもほったらかし。
イタリア人はあまりその辺気にしない性格なんすかね。
色々とモヤモヤしたので、後からEXTRA DISCに収録されている日本語オリジナル版を観て記憶を上書きいたしました。
★オリジナル日本語版のご紹介はこちら。
★そしてそのオリジナル版公開時の併映作がこちら。
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★ついでにもうひとつ。5月4日は「名刺の日」
日本名刺研究会が制定。名刺で思い出す映画と言えばやはり…