『The Net is Vast and Infinite(ネットは広大だわ)』
「新劇場版」のラストを観たら、久々押井版を観返したくなりました。
とは言え「2.0」は勘弁股火鉢。観るなら断然、劇場初公開版です。
しかし、流通の主流は「2.0」。オリジナルのBDはあるにはありますが、ちいと値が張る上に音がサラウンド止まり。
という訳で困った時の北米版。日本語版は従来どおりの2chですが、英語吹替版は5.1chにバージョンアップされています。しかも安い。
[北米版BD/25th ANNIVERSARY EDITION]
(1995年/押井守監督)
ジャケットのデザインはちょっと、いやかなり残念。
25周年記念とか謳っていますが、特典はゼロ(ブックレットはついている)。
潔い程に本編のみ。オリジナルを出すという事こそ25周年記念なのでしょう(でもランニングが82分なので、ベースになっているのはインターナショナル・バージョンのようです)。
日本語版の英語字幕(ON/OFF可)と英語吹替を比べると、圧倒的に吹替の台詞量の方が多い。結構真面目に訳しているということでしょうか。
声の質感も日本語声優のイメージに近いです。
BDの画質はまあ、こんなもんか、って感じ。元々もやのかかったような色調でしたし。看板の文字とか読みやすくなってはいますが、「パトレイバー」BD化の時に感じたような「おおう!」な感慨は残念ながら。
意外だったのは、素子のキャラデザにそこはかとない違和感を覚えてしまったこと。
どうやら神山版が上書きされて、素子=S.A.C.版になってしまっているようです。
「北米版BD/25th ANNIVERSARY EDITION」は、国コード無しのリージョンAで1,800円前後。お買い得。
※英語吹替版はエンドクレジットの音楽が差し変わっています。ご注意あれ。