デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

28週後

イメージ 1

 

スゲエ・・・。「地獄の黙示録」にベトコンをジャングルごとナパームで焼き払うシーンがありますが、あれをロンドンでやるとは・・・。

必然性云々はさておき、グッとくるデストピア・シーンではあります。

 

「28週後」

(2007年/ファン・カルロス・フレスナディージョ監督)


この手の映画のお約束「エゴを剥き出した人から死んでいく」を真っ向無視!

善人早死論とでも言いましょうか、ちょっとでも善い事をした人から(まるで罰を与えるかのように)問答無用で死んでいきます。

『感染者と一般人の区別がつきません!』

『じゃあ皆殺しだ!』

クレバー過ぎる軍の判断が素敵です(「亡国のイージス」観た後なので余計感動)。

感染者を「ゾンビ」と混同している人がいますが、あれは文字通り「感染者」。レイジ・ウィルスに感染して暴力衝動に駆られているただの「キチ○イ」です。だから死んで蘇る事も人肉喰らう事もありません。

ブレインデッド」の芝刈機をパワーアップしたシーンが豪儀。ラストの「サンゲリア」早回しもナイス。

是非「28ヵ月後」も作ってください。