アエラ吊り広告のオヤジギャグは有名ですが、心に残る1本と言えば何と言ってもこれ。
「金ちゃんのテポど~んとやっては駄目!」
笑いとは「不謹慎」の中にこそ存在するんですねえ。
ミサイルで思い出す映画と言えば性格真逆な双生児「博士の異常な愛情」と「未知への飛行」、大統領を消耗品扱いした「合衆国最後の日」、ミサイルを撃つ撃たないで黒人と白人が潜水艦内でどつきあう「クリムゾンタイド」あたりが印象深いですが、私的ベストミサイル映画はやはりこれ。
「アイアン・ジャイアント」(1999年/ブラッド・バード監督)
冷戦真っ最中のアメリカの片田舎に降ってきた巨大ロボット。墜落の衝撃で記憶がすっ飛び、無邪気に少年ホーガスと遊んでたら、ロボットをソ連の侵略兵器と勘違いした米軍が殲滅作戦を開始したからさあ大変。
そしてロボットは思い出します。自分が全身兵器の破壊神だということを。
巨神兵の如き破壊力で軍隊を掃討。ビビった米国エージェントが核ミサイル発射を指示。待っていたのは、前半の伏線的台詞を一気に回収する力業の大団円。
「銃になんかなるな!なりたい自分になれ!」
「ET」「ターミネーター2」「ラピュタ」「ジャイアントロボ」の良いところをパクりまくった展開は男泣き必至。金ちゃんもこれ観て泣け。
※余談ですが、ホーガスくんのお母さんは妙にエロいです・・・。