デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

「死者の書」発見! 死霊のはらわた

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とある輸入版DVDショップを流していると何やら妙な質感のジャケットが。

「はうあ!こ、これは死者の書Book of DEATH!」

そう、それは死霊復活の呪文が記された死者の書、Book of DEATH(写真)。タイトルは勿論、

死霊のはらわた」(1983年/サム・ライミ監督)

普通、呪文で出てくる魔物は呼び出した人の家来になるものですが(例:悪魔くんメフィスト、大魔王シャザーン、ハクション大魔王)、この死者の書で呼び出された奴らは「よくも起こしやがったな」と問答無用で襲いかかってくるのでちょっと友達にはなれません。

後半、「諸般の(大人の)事情」で、ほとんどブルース・キャンベルの一人芝居になってしまいますが、貧乏人の叡智を結集した特撮は衝撃度「大」。

レンタルビデオ黎明期に「すっげー怖いビデオがある」という噂が飛び交い、ザラザラしたスナッフ・フィルムのような海賊版ビデオを観た覚えがあります。

今やデジタル・レストアされた高画質・高音質DVDが出回っていますが、できることなら画質の悪いビデオを夜中に一人で観る事をお薦めします。これが元祖スプラッターです。