デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

英国VS米国VS私・・・最も怖い映画とは?

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英国HMVが「最も怖い映画ベスト10」を発表しました。

「怖い」のニュアンスがよう分かりませんでしたが、どうやら「Best Horror Film」という意味合いのようです。

栄えある1位に輝いたのは「エクソシスト」(ウィリアム・フリードキン監督)。

何故か時を同じくしてフリードキン監督も「最も怖かった映画13本」(半端なようなピッタリのような)を発表。

双方に邦画が1本ずつ入ってるのも興味深いですが、被ってるのが「エイリアン」だけってのがナイスです。

一応タイトルだけ列挙しておきますと、HMV選出が、エクソシスト/シャイニング/エイリアン/羊たちの沈黙/ソウ/ハロウィン/エルム街の悪夢/リング(中田秀夫監督)/ウィッカーマンオーメン、の10本。

フリードキン選出が、サイコ/エイリアン/ローズマリーの赤ちゃん悪魔のような女(勿論オリジナルの方ね)/鬼婆(新藤兼人監督)/サスペリア/同Part2/肉屋/ファニーゲーム/THEMゼム/謎の下宿人/らせん階段/悪魔のいけにえ、の13本(順不同)。

どっちにも「ゾンビ」が入ってないのが大いに不満ですが、両方合わせて「ベスト22」と思えばまずまずのチョイスになるのではないかと。

個人的に「最も怖い映画」って何だろう?

悪魔のいけにえ」「ゾンビ」「エクソシスト」は不動のマイベストですが、出来はさておき「観た後もしばらく残る嫌ぁな感じ」を基準にするなら、

ザ・フライ2/二世誕生」(1988年/クリス・ウェイラス監督)でしょうか。

いやもう、あのラストの絵柄は・・ねえ。スラッシャーやスプラッターがスカっと爽やかな「お化け屋敷」ならこっちは神社の境内の「見世物小屋」です。

できるだけ広い部屋でひとりで観ることをお薦めします。