デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

知的!誠実!物足りない(笑)! 地球の静止する日

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「ロボット・モンスター」のような“これでも喰らいやがれ!”的やっつけSFがあるかと思えば、こういう誠実さの塊のようなSFもあるからジャンル映画は侮れません。

 


冷戦真っ只中に宇宙規模の反戦を訴えるという「チャップリンの独裁者」並みに志の高い映画です。

平和的宇宙人と今も昔も変わらない自分の都合最優先国家のファースト・コンタクト。

知的で誠実なお話なのですが、誠実であるが故の物足りなさも…。

趣旨として間違っているのは重々分かっておりますが、近衛ロボット「ゴート」が思う様暴れる(せめてワシントン壊滅)シーンが観たかったなあと思います。

キアヌのリメイクではどうなってるんでしょ、その辺り。

今更ですが、「キャプテン・スーパーマーケット」の“クラトゥ・バラダ・ニうぉっほほほ”の元ネタはこれだったんですね(気付くの遅すぎ)。