く、暗い・・。アメリカのホラーにありがちな「キャーキャー騒ぎながら観る」というイベント感がビタ一文ありません。
「ペット・セメタリー」
(1989年/メアリー・ランバート監督)
幸せ一杯の家族に悲劇の絨毯爆撃。
始まりは猫。トラックに轢かれたペットを裏山のペット墓地に埋めたらケルベロスになってこんにちは。
そこはかつては死者を再生させる場所だったのですが、土が腐って今では「頑張って生き返らすけど、生前とは一味違う別なものになっちゃうよ」墓地に
続いて幼い一人息子がお父ちゃん(職業:医者)の目の前で景気良く事故死。
お父ちゃん、息子の死体をペット墓地に埋めますが、帰って来たのは天子の仮面を被った殺人鬼。
息子はお父ちゃんの商売道具「メス」を使って、お母ちゃんをささらもさらに。
血迷ったお父ちゃんは、お母ちゃん抱いてペット墓地にGO!(学習能力のない奴だ)。
お父ちゃんの患者の霊があれこれ世話を焼いてくれるので、最悪の結末は回避されるのでは?と期待していたのですが、こいつがとんだ役立たずで。
「いやあ、最近どうも気分がハイで。ちょっと気が滅入りたいなあ」という時にお薦めです。