たけし版ですら余裕でアウトだったのに。
たけし版観て「まあ、こんなもんか」と思った後に勝新版観直したんですが、思わず笑ってしまいました。
格が違うなんてもんじゃありません。あの殺陣は神業です。
これを香取が・・モナリザでケツ拭くより酷い蛮行です。「ハットリくん2」とか「西遊記リターン」とかでいいじゃないですか。
勝新の座頭市は全部で26本。今回はちょっと異色な第20作目をご紹介。
「座頭市と用心棒」
(1970年/岡本喜八監督)
勿論、用心棒は三船敏郎。東宝屈指のアウトロー豪華競演。
「エイリアンvsプレデター」「フレデイvsジェイソン」の先駆的作品です。
三船のキャラはやさぐれてますが、剣の腕前は桑畑三十郎。
雪と砂金の舞い踊るクライマックスは寂膜感と悲壮感一杯。
芸達者な面々を敷き詰めたダイナミックで個性溢るる時代劇です。
なあ香取くんよ、キミ勝新の映画観た事あるのか?
自分の番組でゲストにたけし呼んで黒澤明の特集やった時、「ボク黒澤監督の映画って一本も観た事ないんです! でもたけしさんの映画は全部観てます!」って誇らしげに言い垂れてたけど、あれがどれくらい恥ずかしい発言だったか理解してるか?
あの時のたけしの蔑んだ(いや諦め切った)視線が忘れられません。阪本監督も仕事選べよ。