ビデオ発売時のタイトルが「シーバース/人喰い生物の島」、最初のテレビ放送時が「SF人喰い生物の島/謎の生命体大襲来」、2度目のテレビ放送時が「恐怖の人喰い生物」。
・・・安いなあ(笑)。んでDVDのタイトルが、
「シーバース」
(1975年/デビッド・クローネンバーグ監督)
とあるリゾートアイランド。一人の博士が、人間の内臓の代替になる寄生虫を開発。
しかし、その真の目的は、寄生虫による人間の性の解放(なんじゃそりゃ!?)
実験は成功・・し過ぎ! 理性消失・性別年齢血縁無視して性欲満開・殺人上等。エラいこっちゃとモルモットのお姉ちゃん殺して腹割いて硫酸流し込んで証拠隠滅・・してない!
このお姉ちゃん、リゾートマンション中の人気者(そりゃそうだ)。既に寄生虫はあっちこっちに飛び火・繁殖。
「ボディ・スナッチャー」と「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」を足して、エロとグロを振りかけたクローネンバーグの商業デビュー作です。
なんと言っても看護婦役のリン・ローリー(写真)が個人的にリビドー直撃(ルーシー・リューとシシー・スペイセクを足した感じなのですが、マニアック過ぎるでしょうか)。
この人、「処刑軍団ザップ」で狂犬病感染、「クレイジーズ」で発狂ウィルス感染、「シーバース」で淫乱寄生虫感染と言う「只者ではない」役ばかり。
寄生虫はウミウシみたいな感じで撥ねる・飛ぶ・潜る。ダン・オバノンは「エイリアン」でこのプロット、パクってますね。島から大陸へ、という展開は「サンゲリア」で踏襲されてます。