『君らはM16を撃ちたくてうずうずしているように見える』
全米ライフル協会会長が何をおっしゃいますやら。
「パニック・イン・スタジアム」
(1976年/ラリー・ピアース監督)
以前ちょっと触れた「チャールズ・ホイットマン事件」のひねり技。
9万人の大観衆で膨れ上がったスタジアムのスコアボード裏にライフルを持った謎の男が!
この男が乱射をするや否や(勿論するんですが)という一点にサスペンスが集約。
今ならいらん見せ場が数珠繋ぎになるのでしょうが、タイトル通りの乱射パニックに向けて複数の人間ドラマを収斂させていく構成が70年代してて素敵です。
冒頭の台詞は地元警察の警部(チャールトン・ヘストン)がSWAT隊隊長(ジョン・カサヴェテス)に言ったもの。
命令系統が違う二つの組織に属する男の微妙な距離感が“いい感じ”。
AMAZONの中古だと9,000円するVHSを近所のエロビデオ屋で300円でゲット。
エンドタイトル見てたら、売り子(Vender)役でロバート・ギンディの名前が!
何と「エクスターミネーター」まで出演していたとは。
※関連:「チャールズ・ホイットマンとテキサスタワー乱射事件」
→2008年12月21日