ダ・ヴィンチ・コードの続編「天使と悪魔」が全米初登場1位になったそうです。
トム・ハンクスは完全にロバート・ラングドンのインディ・ジョーンズ化を狙ってますね。
日本も公開に先立って前作を地上波放送しておりましたが、変な映画ですねえ、やっぱり。
(2006年/ロン・ハワード監督)
いやあ、何が変って冒頭のルーブル美術館館長の死体(写真)。
公開前に資料映像を見た時は、絶対犯人のメッセージだと思ってましたが、実はダイング・メッセージ。
つまり、あのおっさんは拳銃で撃たれた後、裸になって、身体を白塗りにして、腹に五芒星刻んで、床に謎の暗号メッセージを書いて、ダヴインチの絵のポーズをとって死んでいたという・・・。
あり得ません(笑)。トムもオドレイ・トトゥもまずはこの死体を見て爆笑しなければ嘘です。
いくら「特定の人にだけ分かる」メッセージを残したかったとは言え、コスプレまでする必要はないでしょう。
肝心のお話は、キリスト教に関わる膨大な情報を順序立てて解説せにゃならんので全編台詞まみれ。
この説明的台詞を無茶なアクションで繋ぐもんだから、速攻で「置いてきぼり」。
キリスト教に造詣のない日本人がどこまでこの映画を理解したのか甚だ疑問です。
私なんか「テンプル騎士団? ああ、腐った馬に乗ってやってくる盲目のゾンビね」という程度の理解ですから(←こーゆー奴も珍しい)。
ユダヤ教ではイエスはキリストじゃなくて単なるラビ(宣教師)でもともと「人間」なんですが、ユダヤ教の人はこの映画どう観てるんでしょ。なんか鼻で笑ってそうな気がします。
★ご参考【テンプル騎士団と言えば…】