改造人間デミ・ムーア主演のホラー風味サスペンス。
「ゴースト・ライト」(2006年/グレイグ・ローゼンバーグ監督)
後半の様式美な展開はそこそこ楽しめるのですが、細部がやたら大雑把。
5分後に子供と遊ぶ約束してるのに、何故かエプロンつけるデミ。キッチンでパスタ作り開始。おいおい、子供と遊ぶんじゃなかったのか。
その間に子供は家の前の川で溺死。引き上げて絶叫するデミ。いやまだ生きてるかもしれないんだから先に救急車呼べよ。
傷心を癒すために田舎の海辺の一軒家を短期借りしたデミ。友達に携帯で連絡。どう見ても家一軒しかない海っぺりなんだが、圏外じゃないんだ。凄いなアメリカ。
で、目の前の小島にある灯台のイケメン灯台守と出会うのですが、初対面の男に家の場所と一人暮らしという「個人情報」は漏らさんぞ、普通。
灯台は離れ小島なので、交通手段はボートオンリー。颯爽とボートをかっ飛ばすデミ。えっと、君、ボートの下で子供の水死体見つけたトラウマで、川に通じる門扉すら開けられなくなってたんじゃなかったっけ?
物凄い嵐の夜に灯台守のドアを叩くデミ。え?この嵐の中ボート乗って来たのか? 流石、伝説のチャーリーズ・エンジェル。
他にも、ポケット・カメラですげー望遠写真撮ったり、撮影途中でフィルム取り出す時に何故かフィルムが綺麗に巻き取られた状態になっていたりと不思議現象続発。
折角の綺麗なオチが台無しです。丁寧に撮れば上質のサスペンスになったのに・・。