デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

前代未聞の口臭ヒロイン。 チアーズ

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もはや前世と呼べるくらい昔の話ですが(遠い目)・・青春でございます。

 

「チアーズ」

(2000年/ペイトン・リード監督)

 

念願叶ってチア・リーディングチーム「トロス」のキャプテンになったトーランス(キルステン・ダンスト)。

 

ところが、チーム自慢の振り付けが他校のパクリだったことが分かって大騒ぎ。

 

スポーツ競技としてのチア・リーディングにスポットを当てた熱血青春ドラマ。傑作でも名作でもありませんが、女の子大量投入による無駄に元気な展開は心癒されるものがあります。

 

間違っても美人とは言えないダンストが“口が臭い”という有り得ない設定のヒロインを伸び伸びと演じています(間違いなくダンストの代表作)。

 

舞台となるランチョ・カルネ高校は(カリフォルニアの)ド田舎という設定(ダンストはクラッシュも知らない)。なのにこの溢れる開放感とゴージャス感は何でしょう。これに比べたら日本の高校は刑務所です(笑)。

 

邦題は分かりやすいにも程が有りますが、原題はBring It On(喧嘩を挑む。かかって来い!)。ライバルチーム「クローヴァーズ」のキャプテンとの「手加減無しよ」「勿論」という会話に呼応しています。