デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

目を疑う高画質。 ブレードランナー ファイナル・カット

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ケーブルなのにこの美しさはなんじゃらほい。

1998年製造のパナソニック製ブラウン管テレビ、いつデジタル・ハイビジョン対応になったんだ?

と思うくらい画質がアップしておりました。

ブレードランナー ファイナル・カット」
(1982年|2007年再編集/リドリー・スコット監督)


「試写会版」「オリジナル劇場公開版」「インターナショナル完全版」「ディレクターズ・カット最終版」そして「ファイナル・カット」・・・(ええ加減にせいよ!)

ロメロの「ゾンビ」も多バージョンを誇りますが、ゾンビがどちらかと言うと“義兄弟・異母兄弟”の関係にあるのに対し、ブレランは“出世魚”。

つまり、本作が現時点に於ける “最終進化形態”というわけです。

因みに「ゾンビ」は「全米公開版」「欧州版」「DC版」「ドイツ最長版」「テレビ東京放送版(オープニングに隕石落下のシーンが追加された上に音楽が全部サスペリアに差し替えられている・・らしい←未見なんです)」の5兄弟。

で、ブレランですが、細かい編集の違いは最早どうでもいいです。ダグラス・トランブルが“画質命”で作成した65mmフィルムからダイレクト・テレシネしたウルトラ高画質をご堪能ください。

海外のブログで“My jaw was on the floor while watching it”と言っている人がいました。なるほど、旨い表現だわ。

★ご参考

 

★追記❶その後、我が家のブラウン管テレビは壮絶な最期を遂げました。

★追記❷その後、「テレビ東京放送版(木曜洋画劇場版)ゾンビ」には無事、出会う事ができました。