デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

いいのかフリードキン、こんな映画撮って。 BUG/バグ

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やばいぞ、フリードキン。これって・・。


「BUG/バグ」(2007年/ウィリアム・フリードキン監督)

出所したDV夫を避けてモーテル住まいをしているアグネス(アシュレイ・ジャッド)の元に謎の青年ピーター(マイケル・シャノン)が。

ちょっと内向的で変人っぽいけど、夫怖いし一人寂しいし・・でベッド・イン。

その後、ピーターの口から驚愕の事実(?)が。そして部屋に虫(バグ)が現れ始めた・・。

「虫? どこに? 見えないわ」しかし、やがて・・。伝播する狂気。

虫がいる!僕の中に!が食料だ!軍の人体実験だ!奴らが俺を探してる!

やさぐれ感満点の人生負け組女をアシュレイが体を弛ませて大熱演。

でもさあ、これ、虫を悪魔に置き換えたら・・・。

ご丁寧にピーターが虫に襲われてベッドの上を跳ね回って悶絶するシーンとかあるし。

ウィリアム・ピーター・ブラッディが「エクソシスト」のテレビシリーズを画策していて、監督にフリードキンの名前を(勝手に)挙げているようなのですが、この映画を観る限り、相変わらず二人の気は合わなそうです。

あ、それで「ピーター」なのか?(余計、駄目じゃん)