デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

猿も裏返る大悲恋・・をセルフ・リメイク? ザ・フライ

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蝿になる・・蝿になる・・助けてぇ!

誰だよ、このTV-CMのナレーション考えた奴。夜中に不意打ち喰らってビビったじゃないか。

という思い出深い(?)名作のセルフ・リメイク計画が進行中とか。

ザ・フライ(1986年/デビッド・クローネンバーグ監督)

オリジナル(いや最早オリジナルのオリジナルか)「蝿男の恐怖」は、蝿頭人間と人頭蝿に分離しましたが、クローネンバーグ版は「FUSION」。

裏返る猿とか、腕相撲でへし折れる腕(骨剥き出し)とか、股間から出てくるとんでもないモノとか、蝿男式食事法など「絶食したい奴集まれ!」なシーンがてんこ盛り。

しかし、このお話の本質は悲恋なのですね。

ビビってゲロってしんみり泣ける・・流石クローネンバーグです。

ジェフ・ゴールドブラムはこの時の印象が強すぎて、以後何を演っても蝿にしか見えません。

恐竜と戦っている時も「あ、蝿だ」、UFOと戦っている時も「なんだ蝿じゃん」。

さて、リメイク版では誰が蝿になるのでしょう。

セルフ・リメイクのニュース元はこちら→http://riskybusiness.blogs.thr.com/2009/09/david-cronenberg-will-fly-again.html#more-1100

※写真は厚底メガネ外して髪型変えたらイケメン親父に大変身したクローネンバーグ。