アメコミは守備範囲ではないのですが(アン・リー版も未見)、エドワード・ノートンが出ているので観てみました。この人やっぱり巧いです。
「インクレディブル・ハルク」(2008年/ルイ・レテリエ監督)
事の発端は皆知ってるでしょ、とばかりにクレジット内でスピード処理。面倒な説明は一気に端折って“ハルク逃亡”“軍追撃”の与件作成、いきなり舞台はブラジルへ。
いやあ、潔い。ここで怒りの感情を制御しながら、体を元に戻す方法を模索しているブルース(ノートン)の生活描写が“いい感じ”。
生身のキャラが立って初めてメインのCGバトルが映えるってもんです。
ハルク化を志願したティム・ロスとのバトルは完全に「サンダ対ガイラ」ですが、ちょっと平井和正の「人狼、暁に死す」な感じも。
ラストのお遊び(「ジェイソンの命日」のラストに鉄の爪おじさんが出てきたような)は、是非実現して欲しいと思います。
追記…景気よく実現しましたね。
★ご参考