デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

謹賀新年! アイアンマン

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明けましておめでとうございます。

2010年と言えば、木星が太陽になる年。
正月一発目は景気のいいこの作品から。

「アイアンマン」(2008年/ジョン・ファヴロー監督)

ロボット、モビル・スーツ、アーマード・トゥルーパーが出て来る映画のキモは結局の所ひとつしかありません。

“かっちょいいかどうか”

その点、本作は十分合格です。

ロボコップが3作かけて描いた「誕生」「2号(敵役)」「飛翔」を豪儀に一括。

また「プロト・タイプ」「テスト・タイプ」「プロダクション・モデル(当然、カラーリングは赤)」という3段階進化まで盛り込んでバリエーションも豊富。

ロボコップのような“苦悩”が彼岸の彼方なのはアメコミの良い所。

主人公は “天才”という一言で何を作り出しても辻褄OK・突っ込み禁止という投げっぱなしスタンスが素敵です。

途中、「戦略国土調停補強配備局」という長ったらしい名称部署の役人が登場、「覚えにくい名前ね」と言われ「現在略称検討中です」と応えるのですが、この略称が終盤「S.H.I.E.L.D.(シールド)」と判明。

そして、クレジット後のおまけ映像・・なんと「アベンジャーズ」に繋がるのか。これで「インクレディブル・ハルク」のエンディングと本作が1本に繋がりました。

本編は「I am Iron Man」って台詞が出ちゃったら、この曲流すしかないでしょう、という名曲で〆。歌詞と映画にビタ一文接点が無いからインストパートのみですが、その分あのリフが「これでもか!」と流れて大満足。

パート2、早く観たいですね。