デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

知性減退。でも社会派(?)ついでに祝ギネス認定。 ソウ6

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なんとSAWシリーズが「最も成功したホラー映画シリーズ」としてギネス認定されたそうです。

あくまで“興行収入上”のお話ですが、一応お祝いってことで。

「ソウ6」(2009年/ケヴィン・グルタート監督)

6作目にしてようやく伏線回収開始。

最初の試験者は“貸し剥がし”金融業者。メインは“健康時には金踏んだくるだけ踏んだくって、いざって時には重箱の隅を突くような難癖つけて金払わない”保険会社社長。

おお、社会派じゃん。脚本、マイケル・ムーアか。

ゲームにヒネリがなくなってきた(意味合いと言うか志も当初とは違う)のと、相変わらずホフマン刑事(コスタス・マンディロア)が頭良さそうに見えないのが難。

(※この人、実写版「北斗の拳」でシン演ってるのね・・)

とは言え、最後に各人の関係性が分かって一気にパースペクティブが開ける構成の上手さは相変わらずで、なかなかに楽しめる出来にはなっています。。

しかしまあ、ジグソウもアマンダも「3」で死んでるのに、よう引っ張るなあ。

遂にジクソウの別れた妻ジル(ベッツィ・ラッセル)が本格参戦。更に「3」でさらわれていた少女(「5」の頭でホフマンに救出される)の再登場も匂わせてTo Be Continued.

「3」から「5」までのフラッシュ・バックばかすか入って一見さんは手出し無用。

DVDには1~5の内容をかいつまんだ「SAW集編」なる映像特典が付いておりますが、タイトル100点、内容2点。屁の役にも立ちませんでした。

次回「7」(10月公開。3D)で完結だそうですが・・観ちゃうんだろうなあ・・。

ギネス認定のニュースソースはここいらへん→http://english.ruvr.ru/2010/07/23/13152195.html

※関連:「ちょっと待て。今3見直すから。ソウ4」→2008年10月3日
    「き、記憶が保てない。 ソウ5」→2009年9月27日